この記事は一般的な知識を提供するものです。当サイト(DD Japan)では当該ジュエリー(ネフライト)は買取対象ではありませんので、ご理解いただけますようお願いいたします。
ネフライトは軟玉(なんぎょく)とも呼ばれる、翡翠(ひすい)の一種となる鉱物です。緑色の宝石という印象が強いものの、実はさまざまなカラーバリエーションがあります。長い歴史を持ち、王たちにも愛されてきた鉱物です。
今回の記事では、ネフライトを高く売る方法、買取価格や価値基準についてご紹介いたします。ぜひ、ネフライトについて詳しく知りたい方は、参考にしてみてください。
ネフライトの基礎知識
ネフライトは、翡翠の一種となる鉱物です。グループ名は角閃石。マグネシウムとカルシウムの含水珪酸塩です。別名では、軟玉と呼ばれることもあります。ネフライトの名前の由来は「腎臓」を意味する言葉と「鉱物」を意味する英語からきていると言われています。モース硬度は6〜6.5。ネフライトの産地は、アメリカ、ニュージーランド、カナダなど。また、日本の富山県でも産出されることがあります。ネフライトは緑色の鉱物というイメージが強いですが、実はさまざまなカラーバリエーションがあります。黄色、白色、黒色なども確認できます。ネフライトの宝石言葉は「健康」「繁栄」などです。
翡翠は1863年まで単一種類の宝石と捉えられてきました。しかし、ミャンマーの現カチン州でジェダイトが発見されたことをきっかけに、ネフライトは軟玉、ジェダイトは硬玉と呼ばれ、二つに分類されるようになりました。現在でもネフライトはジェダイトと混合されて覚えられることもありますが別物です。また、日本では現在、翡翠として扱われているのはジェダイトのみとなります。しかし中国では、翡翠と言えばネフライトのことを指します。モース硬度はネフライトよりジェダイトの方が高いと言われています。しかし、実際にはほとんど変わりません。
ネフライトはおよそ1万年前には発見されていたと言われています。特に、あたたかみを感じる石として中国で愛されてきました。また、ニュージーランドのミリオ族の方からは「ミア」の名で親しまれてきました。神聖な儀式に用いられることもあったそうです。ネフライトは古くから装飾品以外でも武器や彫刻としても扱われることがありました。
ネフライトは、知恵とやすらぎを象徴する鉱物です。別名「哲学の石」とも呼ばれているほどです。思考力を高めたい方、癒されたい方が持つのにおすすめ。ネフライトは、ジェダイト、さらにサーペンティンと一緒に採れることがあるので、見分けも難しいとされています。気になる方は、一度宝石に特化した買取専門店で見てもらうようにしましょう。
ネフライトとその他宝石との大きな違い
ネフライトの歴史は長くおよそ1万年前には確認されていたと言われています。数々の王たちにも愛されてきた魅力あふれる宝石です。
ネフライトは、かつてジェダイトと同じ鉱物として扱われてきたことから、現在でも混合して覚えられることがあります。日本では「翡翠=ジェダイト」中国では「翡翠=ネフライト」として扱われることが多いです。モース硬度はジェダイトの方が高いと言われていますが、ネフライトは靭性が強いので削るとジェダイトより硬いと感じることがあります。
ネフライトと似ている宝石
ネフライトを採掘する時に、一緒になって採れる鉱物があります。
ここでは、ネフライトと似ている宝石についてご紹介いたします。
ジェダイト
ジェダイトは50%以上のヒスイ輝石が含まれた輝光石です。モース硬度は6.5〜7。ルビーやエメラルドと同じ貴石グループです。ジェダイトはネフライトと見た目が似ているため、明確に区別するためには宝石に詳しい方に見てもらう必要があります。
サーペンチン
サーペンチンは、石の模様が蛇に似ていることから、別名「蛇紋石(じゃもんせき)」と呼ばれることがあります。実は、正式名称ではなく鉱物のグループ名。主な産地はアフリカです。サーペンチンの石言葉の中に「危険の回避」があるように、お守りの石としても人気が高いです。
ネフライトを売りたい場合の買取価格(例)
ネフライトを売りたい場合、ジュエリーのデザインや状態の良さによっても異なりますが、数千円ほどの買取価格がつくことがあります。どちらかというと、ジェダイトの方が高価買取が期待できます。二つは似ている鉱物となるので、一度宝石のプロがいる買取専門店で査定に出してみることをおすすめします。
ネフライトの買取金額の決定方法(価値基準)
ネフライトを売却予定の方は、価値基準の決定方法が気になることでしょう。
ここでは、ネフライトの買取金額に影響を与えるポイントについてご紹介いたします。
カラー
ネフライトの価値基準の一つとしてカラーが挙げられます。緑色、紫色は高評価を受けやすいです。また、ネフライトの中でも白色のものは、ほとんど目にすることができず、特別なルートを使わない限り手に入りません。お持ちの方は査定に出すとジェダイトよりも高価買取が期待できそうです。
透明度
ネフライトの価値基準の一つとして透明度が挙げられます。まばゆい輝きを放ち透き通っているものほど評価も高いです。高品質のものは、ネフライトを本にかざした時、下の文字がはっきり読めるほどです。キャッツアイ効果が見られるネフライトも高評価を受けやすいです。
産地
ネフライトの価値基準の一つとして産地が挙げられます。ミャンマー産は高品質なものが多いです。
ネフライトを高く売る方法
ネフライトを売却予定の方は、できるだけ高く買い取って欲しいと感じることでしょう。
ここでは、ネフライトを高く売る方法についてご紹介いたします。ぜひ、ポイントをしっかり押さえていきましょう。
コンディションを整える
1つ目は、ネフライトのコンディションを整える方法です。見栄えが良い方が、買取価格もアップしやすいです。
お手入れ方法としては、柔らかい布で皮脂や汚れを優しく拭き取ってください。しかし、ネフライトはモース硬度はあまり高くないので、傷やヒビが入らないように丁寧に扱うことが大切です。
お手入れに自信がない方は、宝石買取専門店に持ち込んでお店の方にお願いするようにしましょう。ネフライトを高く売りたい場合、自分でできる範囲で宝石のコンディションを整えてください。
鑑別書を用意する
2つ目は、ネフライトを購入した時についていた鑑別書を用意することです。ジェダイトと混合されて見られることがある鉱物なので、宝石の品質を保証する書類を持っていくと役に立つ場合があります。
また、鑑別書があると、査定にかける時間も短縮できます。
買取金額がアップしやすいので、ぜひ手元にあるなら合わせて持っていくようにしましょう。鑑別書はネフライトの外箱などと一緒に保管しておく方も多いので、ぜひ家の中をくまなく探してみてください。
付属品を用意する
3つ目は、ネフライトを購入した時についていた付属品を用意することです。単体で査定に出すより買取価格がアップしやすいです。
付属品の例として、ジュエリーなら専用のケース、保証書、ショップの袋などが挙げられます。ネフライトが新品に近い状態と見なされると高評価を受けやすいです。
また、付属品がわからない場合、ネットで商品を検索するとヒントが得られることがあります。
早めのうちに売る
4つ目は、ネフライトをできるだけ早めのうちに売ることです。特にジュエリーは流行りがあるので、そのまま寝かせておいても値段が大きく上がることは少ないです。
宝石こそ、売りたいと感じた時こそ一番の売り時と言えるのかもしれません。
宝石に特化した買取専門店を利用する
5つ目は、ネフライトを高く売りたい場合、宝石に特化した買取専門店を利用することです。その道のプロの方にしっかり鑑定してもらえるため適正価格がつきやすいです。
宝石の買取実績も多数あることから、安心して任せられます。また、HPをチェックすると、ネフライトの買取実績も載っていることがあります。ぜひ値段を参考にしてみるのも良いでしょう。
独自の販売ルートを確保しているお店であるほど、高価買取も期待できます。
逆に、宝石買取に特化していないリサイクルショップなどを利用すると、ネフライトに詳しくない方の手に渡る可能性があります。宝石の重さによって値段を決められることも無いとは言い切れません。
トラブルをなるべく起こさず、個人がネフライトを高く売りたい場合、宝石に特化した買取専門店を利用するのがおすすめです。
複数の買取専門店に見積もりを出す
6つ目は、ネフライトを高く売りたいなら、複数の買取専門店に査定に出すことです。最終的に一番高い金額を提示してくれたお店を利用することができます。
納得してから買取に踏み切れるので、初めて宝石を売る方にもおすすめです。
また、LINEから友達登録を行い、売りたい宝石の写真を送るだけで査定をしてくれる買取サービスもあります。店舗に足を運ぶ必要もなく、お手軽に売りたいネフライトの大まかな査定額がわかるので大変便利です。
スタッフの対応の良さなども比較しながら決められるので、時間に余裕がある方はぜひ複数の店舗に見積もりを出してみてください。
まとめ
ネフライトはジェダイトと混合されて覚えられることがあるので、売りたい場合、宝石に特化した買取専門店を利用する方法がおすすめです。
その道のプロの方に見てもらえるので、的確に判別した上で、適正価格を提示してくれます。
また、ネフライトを高く売りたいなら、複数の店舗に見積もりを出すのもおすすめです。
買取サービスによっては、写真を送るだけで大まかな査定額がわかる「LINE査定」に対応していることがあります。
実際の店舗に足を運ぶ必要がないので、忙しい方にもぴったりです。
使う予定のないネフライトをお持ちの方は、鑑別書と付属品をセットにした上で、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
今回は、ネフライトを高く売る方法、買取価格や価値基準についてご紹介いたしました。