透き通った無色透明な輝きが魅力のダイヤモンド。しかし、さまざまな自然条件から鮮やかな色を持った「カラーダイヤモンド」たちも人気です。今回はそのなかでも、神秘的な青い輝きを放つ「ブルーダイヤモンド」について紹介します。ひと目見るだけでも幸運が訪れると言われるほど希少性が高く、コレクターや投資家たちからも常に注目されているカラーダイヤモンドです。
本記事では、そんなブルーダイヤモンドの特徴や価値、価格相場、おすすめの売却先などを徹底解説していきます。ぜひ最後までお楽しみください。
ブルーダイヤモンドの特徴とは
まずは、ブルーダイヤモンドが持つ特徴や基本的な概要を見ていきましょう。
「ひと目見るだけでも奇跡」といわれるほど希少
ブルーダイヤモンドの生成プロセスについては、まだあまり詳しくわかっていないことも多いですが、通常のダイヤモンドにホウ素が混入することで、美しい青色になるとされています。
他のダイヤモンドよりも浅い地層で形成されるため、全体の埋蔵量・産出量が非常に少ないことがわかっており、出現率は数万分の1ほどしかありません。その希少性の高さから「ひと目見るだけでも奇跡」と言われるほどです。
ブルーダイヤモンドの色合いは、「オーシャンブルー」「スカイブルー」「アイスブルー」など、いくつかの種類に分類されており、色が濃いほど価値が高くなります。
魅力を引き出すパワーストーン
深い海のような鮮やかで鮮烈な輝きを持つブルーダイヤモンドは、身に着けた人の内に秘めた魅力や力を引き出す効果があると信じられており、昔から権力者や指導者などが求め続けたパワーストーンです。
また、幸せを呼び込む守護石としても人気で、「幸運」「永遠の愛」「不屈の意志」といった石言葉を持っています。恋愛や夫婦円満はもちろん、事業者や指導者向けのお守りとしても非常におすすめです。
ブルーダイヤモンドの産地
ブルーダイヤモンドは、ひと昔前はインドが主要な産地でしたが、現在では南アフリカのカリナン鉱山がもっとも有名です。その他、ブラジルやボルネオ島などでも産出されています。
近年では、人工的なブルーダイヤモンドも製造されていますが、天然のものと比べると価値は大きく異なります。
ブルーダイヤモンドの価値を決める要素と価格相場
ブルーダイヤモンドは、どのように評価され価値が決まるのでしょうか。ここでは、ブルーダイヤモンドの価値を決める要素と価格相場を見ていきます。
ブルーダイヤモンドの評価方法
ブルーダイヤモンドは、通常のダイヤモンドと同様に「4C」を基本として評価されます。4Cとは、世界で認められた評価項目の頭文字をとったもので、大きさを表す「カラット」、輝きや透明度を表す「クラリティ」、色合いを表す「カラー」、カット品質を表す「カット」の4つです。
ダイヤモンドの価値や品質を決める「4C」とは?各グレードや鑑定書、原石についても解説
とくに天然のブルーダイヤモンドの場合は、色合いが価値に大きく影響します。色の強さ(カラーグレーディング)には種類が細かく定められており、希少性や価値が高いのは「FANCY(ファンシー)」から「FANCY INTENSE(ファンシーインテンス)」、「FANCY VIVID(ファンシービビッド)」といったように、評価が変化していきます。
さらにブルーダイヤモンド特有の「アイスブルーダイヤモンド」、「オーシャンブルーダイヤモンド」、「スカイブルーダイヤモンド」といった種類に分けられ、アイスブルーは永遠、オーシャンブルーは包容力など、それぞれに意味が込められています。
こういったカラーダイヤモンドの独特な色味の変化もあり、その価値を正確に評価するのが非常に難しいのがブルーダイヤモンドです。
市場の買取価格
ここまで解説してきたように、天然のブルーダイヤモンドは非常に希少性の高い宝石です。意識して探さなければ店頭で見かけることも滅多にないかもしれません。
そんなブルーダイヤモンドの買取価格は、1カラットあたり数千万〜数億円という価格がついているものも多くあります。少しグレードを落とした0.5カラットほどの個体でもルース(裸石)の状態で80万〜500万円、さらにブランド価値が付くと、とても高額になることがわかります。
次項では、過去に超高額で取引された有名なブルーダイヤモンドをいくつか紹介しましょう。
数十億で取引された世界の特大ブルーダイヤモンド
ダイヤモンドの生産から販売を一手に担うデビアス社の経営者・フィリップ・オッペンハイマー氏が所有していた「オッペンハイマー・ブルー」は、スイスのジュネーブで開催されたオークションがきっかけで一躍世界に知れ渡った伝説的なブルーダイヤモンドです。
その大きさは実に14.62カラットもあり、2016年時の価格で約63億円で落札されました。宝飾品では過去最高額であり、深く鮮やかな青と、飴玉のような大粒の長方形サイズがとても印象的です。
2008年12月には、「青いヴィッテルスバッハ」と呼ばれる35.56カラットの特大ブルーダイヤモンドがロンドンのオークションで約22億5000万円で落札されました。
神聖ローマ帝国皇帝も輩出したドイツ・バイエルンの名家ヴィッテルスバッハ家が所有していたことからこの名が付けられ、過去にスペイン国王フェリペ4世が購入し、マルガリータ王女と神聖ローマ皇帝レオポルト1世との婚約を祝して贈ったものとされています。
やや沈んだ青色で、82面のシックなブリリアントカットが非常に神秘的な輝きを放つ国宝級のブルーダイヤモンドです。
売却先は買取専門業者がおすすめ
ダイヤモンドをはじめとした貴重品類の買取店はたくさんありますが、ブルーダイヤモンドのような希少性の高い宝石を売りたい場合は、ダイヤモンド買取専門店を利用するのが非常におすすめです。
ダイヤモンド買取専門業者選びのポイントと査定額アップのコツを徹底解説
専門の鑑定士が在籍し、信頼できる独自の売買ルートを持っているため、査定結果に対する納得感も違います。
ここからは、長年ダイヤモンドの取引に携わってきたDDJapanや当社が提供する無料査定サービスなどを紹介します。
プロの査定士が在籍
DDJapanは、ダイヤモンド取引に関わって30年以上の実績を持つ老舗専門店です。鑑定士はベルギーのアントワープに駐在し、ベルギー宝石学会(HRD)にて宝石鑑定士の資格を取得したベテランが担当しています。
また、長く運営してきたなかで培ってきた世界各地との売買ルートを活かし、他店よりも一歩踏み込んだ、納得のいく査定結果が自慢です。通常のダイヤモンドはもちろん、カラーダイヤモンドや変形ダイヤモンドといった、査定が難しいものでも、安心してご相談ください。
DDJapanのLINE無料査定サービス
初めてダイヤモンドの取引をする方や遠方の方向けに、DDJapanでは便利な無料査定サービスを実施しています。LINEアプリを使うため、馴染のある操作感で気軽に利用できる点も魅力です。
専用ページにあるボタンからLINEアプリを開き、当社の公式アカウント「@ddjapan」を追加してください。
査定希望アイテムを撮影して送信するだけです。その際に、ダイヤモンド鑑定書や化粧箱といった付属品を添えて撮影すると、より正確な査定ができるので、お持ちの方はぜひ試してみてください。
信頼の証!!鑑定書を付けよう
ブルーダイヤモンドに限らず、ダイヤモンドを売却する際には、信頼できる鑑定機関が発行した鑑定書を添付すると、正確な査定結果が得やすくなります。
ダイヤモンド鑑定書とは、ダイヤモンドの品質を客観的に評価し、その結果を記載した書類です。正式には「ダイヤモンドグレーディングレポート(Diamond Grading Report)」という名称で、4Cなどの品質に関する情報が記載されています。
ダイヤモンド鑑定書は、鑑定機関にダイヤモンドを持ち込めば発行してもらえますが、信頼できる鑑定機関に依頼するようにしましょう。
例えば「中央宝石研究所(CGL)」や「AGTジェムラボラトリー」、「米国宝石学会(GIA)」などは、国際的に認められた基準で鑑定し、信頼性の高い鑑定書を発行しています。
中央宝石研究所やAGTジェムラボラトリーは日本の鑑定機関なので、迷ったらこちらの2社がおすすめですね。
ブルーダイヤモンドの売却は慎重に
ブルーダイヤモンドは、その希少性と価値から、本物であれば間違いなく高額で取引される宝石です。売却を検討する際には、信頼できる専門家に査定を依頼し、慎重に判断するようにしましょう。
DDjapanでは便利なLINE査定をはじめ、プライバシーに配慮した店頭買取や訪問販売など、さまざまな売却方法を用意しています。ダイヤモンドの取引で悩んでいる方は、ぜひ1度ご相談くださいね。