ダイヤモンドの売却となると、結婚指輪や婚約指輪というケースも多いのではないでしょうか。そのため、イニシャル（名前）のような刻印が入っている場合もあります。
本記事では、そんなイニシャル入りのダイヤモンドアクセサリーの売却方法について解説します。査定方法の基本やおすすめの売却先も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
【結論】イニシャル入りのダイヤモンド指輪は買取可能
結論からいうと、イニシャル（名前）入りの指輪でもじゅうぶん買い取ってもらえます。指輪やネックレスのようなアクセサリーの場合、刻印が入っているのはリングやチェーン部分であり、ダイヤモンドそのものに刻むわけではありません。そのため、刻印がダイヤモンド自体の査定に影響することはないためです。
ブランド物やジュエリー専門の買取業者、ダイヤモンド買取専門業者であれば、イニシャルなどの刻印があるからといって買取を断られることはほとんどありません。ただし、アクセサリーそのものの価値として考える場合は注意点があります。
刻印を消すための費用によって減額もある
刻印がダイヤモンドそのものの価値に影響することはありませんが、アクセサリーとして再販売するためには刻印を消す必要があり、その手数料ぶんが減額となってしまう可能性はじゅうぶん考えられます。
消し方はレーザーや研磨、共付け（似た色味の素材を指輪の内側に溶接する方法）などがあります。金やプラチナ、シルバーといった貴金属は比較的簡単に刻印を消すことが可能ですが、チタンなど一部の素材は刻印を消すのが難しい場合もあるので注意しましょう。
心配なときは一度、買取業者に相談してみるのがおすすめです。
ダイヤモンドジュエリーの査定方法3つ
ここでは、ダイヤモンドそのものの査定方法について見ていきましょう。刻印がダイヤモンドの査定額に影響することはないものの、ダイヤ自体の査定は一定の基準でしっかりと行われます。
本記事では、「素材としての価値」「ブランドとしての価値」「デザインの価値」の3種類を解説します。
素材としての価値で判断する
ひとつ目は、ダイヤモンドそのものの価値です。多くの場合、ダイヤモンドは「4C」という基準で価値が判断されます。カラー（Color／より無色の方が価値が高い）、カット（Cut／輝きを左右する）、クラリティ（Clarity／内包物の有無や程度を示す）、カラット（Carat／サイズ）の4つです。
4Cを用いたダイヤモンドの査定には知識と経験が必要です。心配な場合は、あらかじめ買取業者に在籍している人員をチェックしておきましょう。
ブランドとしての価値で判断する
ふたつ目は、ブランドです。世界的に有名なジュエリーブランドのダイヤモンドアクセサリーは査定にプラスされる可能性もあります。
世界中の女性たちを虜にし続ける「ティファニー」や、王族たちも愛用してきた「カルティエ」、キングオブダイヤモンドと称される「ハリー・ウィンストン」といった有名ブランドのアイテムは、状態が良いものなら、そのまま市場に流れるケースも少なくありません。
そうなった場合、アイテムやブランドに対する需要が、そのまま査定に影響する可能性は十分考えられるでしょう。
デザインの価値で判断する
3つ目はデザインです。ふたつ目のブランドにも関連していますが、流行のデザインや、反対に流行に左右されない普遍的な人気を誇るデザイン、名のある有名なデザインのアクセサリーは、それだけで付加価値がつく場合もあります。
イニシャル入り指輪の売却先候補2つ
ここからは、イニシャル入りのダイヤモンドジュエリーのおすすめ売却先を見ていきましょう。査定結果に大きく関係しているため、本記事では「ダイヤモンド買取専門業者」「質屋」の2つに絞って紹介します。
ダイヤモンド買取専門業者
ひとつ目は「ダイヤモンド買取専門業者」です。長年現場で経験を積んだプロの専門家が在籍し、宝石や貴金属について学んだ正しい知識で査定を実施してくれます。
高価な品物を所持する利用者が出入りする場所のため、プライバシーや防犯意識なども高く、個別商談や訪問査定、事前のオンライン査定サービスといった柔軟なサポートも魅力です。
さまざまな事情を考慮し安心・安全に利用できるように配慮してくれるため、結婚指輪や婚約指輪を手放したいという人には最もおすすめといえます。
質屋
ふたつ目は「質屋」です。おもに財産的価値のある物品を担保として預かり、それを弁済に充てる条件で金銭の貸付業務を行っています。品物さえあれば職業や性別に関係なく現金を手にすることができるというのが大きな特徴であり、希望次第では、貸付ではなくその場で買い取ってもらうことも可能です。
質屋には、鑑定眼に優れた従業員が在籍しているお店も多く存在します。金や宝石といった素材の価値やブランド価値などで判断する点は、ダイヤモンド専門業者に近い査定を行ってくれますが、手数料などが引かれるケースもあるので注意しましょう。シンプルでスピーディな取引が魅力です。
おすすめは買取専門業者
本記事では、「ダイヤモンド買取専門業者」をおすすめします。長年ダイヤモンド専門で扱っているため、在籍している査定員のレベルや鑑定眼、各種サポートなどの充実度などを考慮すると、利用しやすい選択肢だからです。プライバシーや防犯意識の高さも魅力でしょう。
少しでも高く売るためにやっておきたいこと
ここでは、少しでも高く売るためにやっておきたいこととして、2つの方法を紹介します。イニシャル入りでも、ちょっとしたコツを守ることで査定額の上乗せが期待できるので、ぜひ試してみてください。
手入れをする
指輪自体の刻印や傷、経年劣化などはどうすることもできませんが、自分で磨いたり汚れを落とすことで査定額がアップすることがあります。
ダイヤモンドは、油を弾かずに馴染む「親油性」という性質を持っており、身につけていると皮脂などで表面が徐々に曇っていきます。気になる場合は、中性洗剤を含ませた布などで油汚れだけを磨き落としてください。しっかりと油汚れが取れると、再び輝きが戻ります。
金属部分は、乾いた布を使って磨けば比較的簡単に汚れは落ちます。
鑑定書や箱・付属品
ダイヤモンドは、その品質が証明された鑑定書（ダイヤモンドグレーディングレポート）を付けることができます。鑑定書は、「中央宝石研究所（CGL）」や「米国宝石学会（GIA）」、「AGTジェムラボラトリー」といった鑑定機関に自分で依頼することで、発行してもらうことが可能です。
また、ダイヤモンドジュエリーに付いてきた「箱」や「付属品」の有無も査定に影響することがあります。鑑定書ほどの効力はないものの、ダイヤモンドやブランドが本物であることの証明としてはじゅうぶん参考になるものです。
イニシャル入りダイヤモンドを売るなら「買取専門業者」がおすすめ
イニシャル（名前）入りダイヤモンドジュエリーの売り方について解説してきました。個人の名前やイニシャルが刻まれたジュエリーは、価値がないと心配になる人も多いようですが、適切な方法で査定してもらえれば、じゅうぶんに値段が付くものです。
諦めずに、ぜひ一度ダイヤモンド買取専門業者に相談してみましょう。
