ジュエリーには宝石のカラット数と地金の金種が刻印されている
「18金で買った」「プラチナ900で買った」ということは、購入したときに販売店から教えてもらって覚えていても、ジュエリーの刻印をまじまじと見たことがある方は意外に少ないのではないでしょうか。
ジュエリーには、宝石のカラット数と、地金の金種(素材の種類)が刻印されています。売却するときは、この地金の種類と重さが査定金額にとても重要になります。そのため、売る前に改めて刻印を確認して、「これはどういう意味?」とご質問をいただくことがよくあります。この記事では、刻印の見方を簡単に説明します。
この記事でわかること
- 刻印がジュエリーのどこにあるか
- カラット数の刻印が2つある理由(中石と脇石)
- K18・750・18K・585など金の刻印の違い
- Pt900・Pt850などプラチナの刻印と、GP・GF(メッキ)の刻印
- 見慣れないマーク「社刻」の正体
刻印はどこにある?
刻印の場所は、ジュエリーの種類によっておおよそ決まっています。
| リング(指輪) | リングの内側(裏側) |
|---|---|
| ネックレス | チェーンの輪っかの部分や、留め具の部分に地金の刻印。ペンダントの石の裏側にカラット数の刻印 |
| ブレスレット・バングル | 同じように地金やカラット数が刻印されている |
リングの内側の刻印は肉眼でも見えることが多いです。ルーペをお持ちであれば、より確実に読み取れます。
宝石のカラット数の刻印は2種類ある
宝石のカラット数の刻印には、2つの種類があります。
| 中石のカラット数 | 中心に留まっている石(メインの石)のカラット数。必ず刻印されている |
|---|---|
| 脇石のトータルカラット数 | 周りに脇石が使われている場合、その合計のカラット数 |
「カラット数が2か所に、違う数字で刻印されているのはなぜ?」と思ったら、それは中石のカラット数と、脇石のトータルカラット数です。脇石のような小粒のダイヤの価値については、小さいダイヤの買取の記事もご覧ください。
日本製と海外製で刻印のされ方が違う
- 日本製のジュエリー:中石のカラット数と脇石のトータルカラット数の2つが、ほぼ100%刻印されています。
- 海外製のジュエリー:中石の刻印だけで、脇石の刻印は一切ないことがほとんど(98〜99%)です。
海外のジュエリーで脇石のカラット数が見当たらないのは、珍しいことではありません。
金(ゴールド)の刻印の見方
地金の金種の刻印は、日本製と海外製で表示の仕方が変わります。
18金は日本製なら「K18」、海外製なら「750」
18金のジュエリーは、日本製なら「K18」と刻印されます。海外製の場合は「750」という数字の刻印になります。
18金は、金の比率が75%で、残りの25%はほかの金属を混ぜて硬さと強度を上げ、ジュエリーとして使えるようにしたものです。この金の比率75%を表すのが「750」という刻印です。
「18K」(後K)の刻印には注意
海外のジュエリーでは、Kが後ろにつく「18K」という刻印を見かけます。私たちはこれを「後K(あとケー)」と呼んでいます。しっかりとしたジュエリーは「750」と刻印されていることが多く、「18K」の刻印は、実際に成分を分析すると18金ではなく14金・12金・10金・9金など、金の比率がもっと低いケースが多くあります。
そのため「18K」の刻印の場合、私たちは機械による成分分析で、何の金なのかをきちんと確認します。
金の刻印の早見表
| 18金 | 日本製:K18 / 海外製:750(金の比率75%) |
|---|---|
| 14金 | 日本製:K14 / 海外製:585(金の比率58.5%) |
| 12金・10金 | 日本製:K12・K10 / 海外製:刻印がないことが多い |
| 18K(後K) | 海外製に多い。実際は18金より金の比率が低い場合が多く、成分分析で確認する |
海外製のジュエリーは、ほとんどが750(18金)か585(14金)で、それより金の比率が低いものは刻印がない場合が多いです。刻印がなくても、機械で成分を分析すれば何の金かはわかりますので、ご安心ください。金の買取相場については金買取の相場と価値で解説しています。
プラチナの刻印とメッキの刻印
プラチナは日本製も海外製も共通
プラチナの刻印は、日本製も海外製もほぼ共通です。
- Pt900:プラチナ900
- Pt950:プラチナ950
- Pt850:ネックレスはほとんどがプラチナ850です
プラチナと金の相場の違いについては、プラチナは今売るべき?もあわせてご覧ください。
「GP」「GF」はメッキ
地金の刻印でよく見かけるものに「GP」「GF」があります。これはメッキを意味する刻印です。ほかの金属の表面だけをメッキしているもので、地金としての価値はありません。
見慣れないマークは「社刻」
刻印の中に「これは何のマーク?」と心配になるものがあることもあります。多くの場合、それは社刻と呼ばれる、販売店やブランドの刻印です。
たとえば、かつて三越のジュエリーには、三越の「越」の字を使った「丸越」と呼ばれる刻印がされていました。ミキモトのジュエリーには、今でも「M」の刻印がされています。有名ブランドやしっかりとした小売店は、自分たちの刻印を持っていて、それをジュエリーに刻印していることが非常に多いです。
見慣れないマークがあったら、ほぼその販売店の刻印だと思ってください。ブランドジュエリーの評価についてはブランドジュエリーはノンブランドより高く売れるのか?で解説しています。
動画でも解説しています
この記事の内容は、DDJapan公式YouTubeチャンネルでも代表が解説しています。あわせてご覧ください。
よくある質問
Q. 指輪にカラット数が2つ刻印されています。どういう意味ですか?
A. 中石のカラット数と、脇石のトータルカラット数です。日本製のジュエリーはほぼ必ず両方が刻印されています。海外製のジュエリーは中石だけのことがほとんどです。
Q. 「750」と「K18」は違うものですか?
A. どちらも18金(金の比率75%)です。日本製はK18、海外製は750と刻印されるのが一般的です。
Q. 「18K」と刻印されていれば18金ですか?
A. 必ずしもそうとは限りません。Kが後ろにつく「18K」の刻印は、成分を分析すると14金や10金など金の比率が低いケースが多くあります。DDJapanでは機械による成分分析で確認します。
Q. 刻印がないジュエリーでも売れますか?
A. 売れます。海外製のジュエリーは金の比率が低いものに刻印がないことも多いですが、機械で成分を分析すれば何の金かがわかります。刻印がなくても、そのままお持ちください。
Q. 「GP」「GF」と刻印されたジュエリーは売れますか?
A. GP・GFはメッキを意味する刻印で、地金としての価値はありません。ただし宝石が留まっている場合は、石の評価は別になります。
まとめ:売る前に刻印を確認してみましょう
ジュエリーには、宝石のカラット数(中石と脇石)、地金の金種、そして社刻が刻印されています。日本製はしっかり刻印されている一方、海外製は脇石のカラット数がなかったり、金の比率が低いものに刻印がなかったりと、かなりおおまかです。
売却の前に、リングの内側やネックレスの留め具を一度確認してみてください。刻印がはっきりしないものや、「18K」のように判断が難しいものも、DDJapanでは持ち込まれた際にきちんと確認いたしますので、心配せずにお持ちください。LINE査定やお問い合わせフォームより、お気軽にご相談ください。

