100万円で買ったダイヤが100万円で売れない理由【結論】
「これ、100万円で買ったんですけど、だいたい100万円近くで売れますよね?」——査定にお越しになったお客様から、とてもよくいただくご質問です。
結論から言うと、購入価格がそのままジュエリーの価値になるわけではありません。小売店や百貨店で買った値段には、お店の利益が乗っているからです。100万円で買ったダイヤでも、原価はおおよそ10数万〜20万円ほどと考えていただくとわかりやすいと思います。
これはダイヤモンドに限らず、色石やジュエリー全般に共通するお話です。
この記事でわかること
- 購入価格と実際の価値(買取価格)がずれる理由
- 100万円で買ったジュエリーの原価の目安
- 買取価格はどうやって決まるのか
- 買った値段に近い、あるいは上回る値段がつくケース
購入価格には小売店・百貨店の利益が乗っている
小売店や百貨店は、ジュエリーを仕入れて、そこに利益を乗せて店頭で販売しています。利益率はお店によって違いますが、今は仕入れ値のおおよそ5倍、6倍、7倍ほどの値段をつけて販売しているのが一般的です。
| 小売店・百貨店での購入価格 | 100万円 |
|---|---|
| 仕入れ値(原価)の目安 | おおよそ10数万〜20万円、多くても30万円ほど |
つまり、100万円で買ったからといって、100万円近い価値があるとは限りません。「90万円、80万円くらいの価値はあるだろう」と思われる方は多いのですが、実際にはそこまでの価値はないのが普通です。
これはジュエリーに限った話ではありません。どんな商品も、原価に何倍もの利益を乗せて販売されています。買った値段には販売店の利益が含まれているということを、頭に入れておいていただければと思います。
買取価格はどうやって決まる?
では、売却するときの値段はどう決まるのでしょうか。ジュエリーの値段には、大きく分けて次の3つの段階があります。
| 小売店・百貨店の販売価格 | 仕入れ値に利益を乗せた、お客様が購入する価格 |
|---|---|
| 卸業界の市場価格(相場) | 小売店・百貨店が仕入れる価格 |
| 一般的な買取店の買取価格 | 卸の相場から、さらに30〜50%ほど下がることが多い |
DDJapanは「小売店の仕入れ価格」で査定します
DDJapanはダイヤ・宝石の卸の会社です。私たちがつける査定金額は、小売店・百貨店側の仕入れ価格、つまり卸業界の市場価格(相場)がもとになっています。
一般的な買取店の価格は、私たちのつける査定金額のおおよそ30%、40%、50%下になることが多く、その差が買取店の利益になっています。同じジュエリーでもお店によって査定金額が違う理由は、買取業者によってジュエリー査定金額が違う理由でも詳しく解説しています。
ダイヤモンドの相場の目安は、ダイヤモンド買取相場表・シミュレーターやダイヤモンド買取相場の記事で確認できます。
購入価格に近い値段、または上回る値段がつくケース
もちろん、すべてのジュエリーが購入価格の2割ほどになるわけではありません。どこから、いつ買ったかによって、買取価格は大きく変わります。
良心的な卸や知り合いの紹介で買った場合
良心的な小売店から買われたものであれば、100万円で買ったものでも、私たちの査定金額が20万円ではなく50万円、60万円になることがあります。
さらに、親戚の卸屋さんや知り合いの紹介で、良心的な卸の会社から買ったというケースであれば、100万円で買ったものが50万円、60万円、70万円、あるいは80万円になる可能性もあります。
200万円で買った2カラットのダイヤに230万円の値段がついたことも
何年も前のことですが、私が地方に出張して査定したとき、2カラットのダイヤモンドに230万円の値段をつけたことがあります。お客様は200万円で購入されたそうで、「30万円も増えました!」と驚かれていました。
このダイヤは、
- 卸屋さんから、とても良心的な利益率で購入されていた
- 今よりずっと円高の、ダイヤが安い時期に購入されていた
という条件が重なったため、購入価格を上回る査定金額になりました。こうしたケースは、これまでに何度もあります。
購入価格と買取価格の差を決める2つの要素
ここまでのお話をまとめると、購入価格と買取価格(売却価格)の差は、主に次の2つで決まります。
1. 販売店の利益の乗せ方
小売店・百貨店がどれだけ利益を乗せて販売したかによって、購入価格と原価の差が変わります。仕入れ値の5〜7倍で販売されたものと、少ないマージンで販売されたものとでは、同じ100万円で買ったジュエリーでも、売るときの値段がまったく違います。
2. 購入した当時の為替レート
ダイヤモンドは国際的にドル建てで取引されているため、日本円での価格は為替の影響を受けます。円高の時期に買ったダイヤは、円安の今売ると、買ったときより高い値段がつくこともあります。為替とダイヤの価格の関係は、ダイヤモンドの価格が変動する理由で解説しています。
売る前に知っておきたいこと
購入価格を基準に考えない
購入価格や市場価格に近い値段で売れることは、まずないと思ってください。「100万円で買ったから80万円くらいにはなるはず」と考えていると、査定金額を見てがっかりされることになります。購入価格には販売店の利益が乗っていることを頭に入れながら、冷静に査定金額を比較検討することが大切です。
査定金額は「何の評価か」を確認する
ノンブランドのジュエリーは、ダイヤや色石などの石の評価と、プラチナ・金など地金の評価の合計で査定金額が決まります。複数のお店で査定を受けるときは、金額だけでなく、石と地金をそれぞれどう評価したのかを聞いてみると、比較しやすくなります。ブランドジュエリーの場合の考え方は、ブランドジュエリーはノンブランドより高く売れるのか?をご覧ください。
婚約指輪・結婚指輪などダイヤの指輪の買取相場は、ダイヤの指輪の買取ページにまとめています。
動画でも解説しています
この記事の内容は、DDJapan公式YouTubeチャンネルでも代表が解説しています。あわせてご覧ください。
よくある質問
Q. 100万円で買ったダイヤの指輪は、いくらで売れますか?
A. 小売店や百貨店で購入されたものであれば、原価はおおよそ10数万〜20万円ほどで、買取価格もこの前後が目安になります。良心的な卸の会社から購入されたものであれば、50万〜80万円になることもあります。正確な金額は、石のグレードと地金の重さを見て判断します。
Q. なぜ購入価格と買取価格にこれほど差があるのですか?
A. 小売店・百貨店の販売価格には、お店の利益が乗っているためです。一般的に、仕入れ値のおおよそ5〜7倍の値段で販売されています。買取価格は、この仕入れ値(卸業界の相場)がもとになります。
Q. 買った値段より高く売れることはありますか?
A. あります。卸の会社から良心的な利益率で購入されたものや、円高でダイヤが安かった時期に購入されたものは、購入価格を上回る査定金額になることがあります。200万円で購入された2カラットのダイヤに、230万円の値段がついた例もあります。
Q. 買取店によって査定金額が違うのはなぜですか?
A. 一般的な買取店の価格は、卸業界の相場から30〜50%ほど下がることが多く、その差が買取店の利益になるためです。DDJapanはダイヤ・宝石の卸の会社として、小売店の仕入れ価格を基準に、できる限り高い査定金額をおつけしています。
まとめ:購入価格ではなく、相場で価値を考える
小売店や百貨店で買ったジュエリーの値段には、お店の利益が乗っています。そのため、100万円で買ったダイヤでも、100万円近くで売れることはまずありません。一方で、どこから・いつ買ったかによっては、購入価格に近い値段や、購入価格を上回る値段がつくこともあります。
DDJapanの査定金額は、小売業者の仕入れ金額とほぼ同じ水準です。目いっぱい、最大限の査定金額をおつけしますので、ぜひお持ちください。LINE査定なら、写真を送るだけで査定額の目安がわかります。

