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「ダイヤモンドのルース買取」基礎知識と高く売るためのポイント

更新日:2023年10月17日
「ダイヤモンドのルース買取」基礎知識と高く売るためのポイント

アクセサリーの台座や枠から外れてしまったダイヤモンド。そのままでは身に着けられないし、破損品だから価値がなくなってしまったものだと思っていませんか?

ダイヤモンドには、他の宝石にはない特別な価値があり、アクセサリーやジュエリーの台座や枠がないものは、「ダイヤモンドルース」と呼ばれ、それそのものにも値段が付きます。

本記事では、そんな「ダイヤモンドルース」の買取事情について解説します。記事後半では、より高く買い取ってもらうためのポイントもまとめているので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。

小さいダイヤでも買取は可能?

ダイヤモンドルースとは?

「ダイヤモンドルース」とは、掘り出したダイヤモンド原石をカットや研磨した状態のもので、日本語では「裸石」と呼ばれます。ルースになった後は、ダイヤモンド自体が加工されることはほぼありません。

指輪やペンダントの台座や枠にセットする直前の状態、または台座や枠から外れてしまった状態ですが、高品質なダイヤモンドは希少価値が高いため、ルースの状態で流通している場合も珍しくありません。

ダイヤモンドルースでも買取は可能?

結論から言うと、ルースの状態でも買取は可能です。キズが付いたり欠けてしまったものでも、買取店によっては加工し直すことが可能です。

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ダイヤモンドルースの市場価値と需要

ダイヤモンドはアクセサリーやジュエリーとしてのイメージが強い商品ですが、市場では一部の有名ブランドを除き、ダイヤモンド(ルース)の価値のみが査定されます。台座や枠の加工費、デザイン費などは査定価格に含まれないことが多く、投資目的で購入する人も多いです。

一方、ダイヤモンドルースのカットや研磨のクオリティは、査定価格に大きく影響します。ラウンドブリリアントカットやプリンセスカットといった難しい加工が施されたダイヤモンドも投資対象として十分価値が認められます。

ダイヤモンドルースの買取について

ダイヤモンドがルースのままでも買い取って貰える理由に「4C」や「鑑定書」があります。

4Cとはダイヤモンドの品質を決定するCarat(カラット)、Color(カラー)、Cut(カット)、Clarity(クラリティ)の頭文字をとったものです。国際的に認められた評価基準として、世界中のダイヤモンド取引において、その価値や相場などの目安として使用されています。

ダイヤモンドの価値を決める(4C)とは?

鑑定書とは、ダイヤモンドの品質を評価・鑑定した際に発行される品質保証書のことで、4Cによる評価や形状、サイズといったルースの価値を示す基本的な情報が記載されています。

鑑定書がないダイヤモンドも買取は可能?

「4C」や「鑑定書」といった評価基準・証明書がダイヤモンドそのものに付与されるため、アクセサリーになっていなくても価値を判断できます。

一方、宝石(カラーストーン)は、明確な鑑定基準がなく正確な価値を見出すのが非常に難しいとされています。そのため、ジュエリーやアクセサリーとしての価値判断となることが多い商品です。

ダイヤモンドの買取相場表を見る

ダイヤモンドルースの買取事例

ここからは、DDJapanの買取実績を見ながら、ダイヤモンドルースの買取相場を例を紹介します。

買取事例1

1.07カラット、自社買取額110万円、他社参考価格66万円のダイヤモンドルースです。鑑定書(画像参照)を見ると、カット(輝き)はVery Goodで最高ランク、カラーグレードもDで最高ランク、クラリティ(透明度)はVVS1(ごくごくわずかな内包物)となっており、非常に高品質なダイヤモンドであることがわかります。

買取事例2

1.203カラット、自社買取額46万円、他社参考価格27万円のダイヤモンドルースです。鑑定書(画像参照)を見ると、カット(輝き)はGood、カラーグレードはF、クラリティ(透明度)はSI1(わずかな内包物)となっています。

買取事例3

次は似たようなサイズのルースふたつを比較して見てみましょう。ひとつ目は0.596カラット、自社買取額15万円、他社参考価格9万円のダイヤモンドルースです。鑑定書(画像参照)を見ると、カット(輝き)はGood、カラーグレードはF、クラリティ(透明度)はVVS2(ごくごくわずかな内包物)となっています。

買取事例4

ふたつ目は0.505カラット、自社買取額4万5,000円、他社参考価格2万7,000円のダイヤモンドルースです。カット(輝き)はPoor、カラーグレードはJ、クラリティ(透明度)はSI2(わずかな内包物)となっています。

一見同じように見えるダイヤモンドでも、評価によって価格が大きく異なることもあるため、査定の大切さがわかります。

ダイヤモンドルースを高く売るポイント

ここからは、お手持ちのダイヤモンドルースを高く売るコツを見ていきましょう。本記事では、次の3つのポイントに絞って解説します。

  1. 4C
  2. 証明書(鑑定書)
  3. 買取業者選び

ダイヤモンドの4Cの理解

ダイヤモンドの価格には、「品質」が大きく影響します。評価基準はCarat、Color、Cut、Clarityの頭文字をとった「4C」が用いられます。

それぞれの評価基準を簡単に解説すると、Caratは宝石全体の重さを測る際の単位で省略表記は「ct」、1.0ctは0.200gです。重さだけでなく、ひとつぶんの大きさでも評価が変わります。1.0ctのダイヤモンド1個と0.1ctのダイヤモンド10個ではどちらも重さは同じですが、1個で1.0ctのダイヤモンドのほうがより希少性があり、価値の高いダイヤモンドです。

Colorは、ダイヤモンドそのものが持つ地色のことです。グレードはDからZまでの23段階あり、より無色に近い方が価値が高まります。

Cutは、ダイヤモンドの輝きや煌めきを評価する基準です。カットの仕方や研磨のクオリティで決定しており、グレードは5段階あります。

Clarityは、ダイヤモンドの透明度を測る基準です。表面や内部に含まれる天然の内包物や疵(キズ)の程度で評価します。グレードは6段階です。

証明書の有無

ダイヤモンドは「ダイヤモンドグレーディングレポート(宝石鑑定書)」と呼ばれる証明書を発行できます。鑑定書には4Cなどを基準に評価した品質や、本物のダイヤモンドであることなどが記載されており、信頼度を担保できる書類として買取の際には重要視されるものです。

また、ダイヤモンドの鑑定は非常に難しいため、信頼できる鑑定書を発行できるのは一部の機関に限られています。

代表的な鑑定機関には、「中央宝石研究所(CGL)」、「米国宝石学会(GIA)」、「AGTジェムラボラトリー」などがあり、これらの鑑定機関が発行した鑑定書が付いたダイヤモンドは、買取の際にスムーズに商談が進むといったメリットもあります。

信頼性のある買取業者の選定

信頼と実績のある買取業者を選びましょう。DDjapanは、ダイヤモンド業界約30年のベテラン査定士が直にダイヤモンドを査定しています。査定結果をロジカルに説明してもらえるため、納得のいく取引が行なえます。

また、DDjapan代表はダイヤモンドの採掘・加工・流通などを主な事業とするデアビス社公式ダイヤ研摩業者の日本法人代表も兼任しており、世界中の市場を考慮した客観的な査定が行える点も強みです。

まとめ

「ダイヤモンドルース」の買取について解説しました。台座や枠から外れてしまったものは、アクセサリーやジュエリーとしての価値が落ちてしまったかのように思うかもしれませんが、ダイヤモンドの場合は鑑定基準やさまざまな需要があるため、特別な価値があります。

わからないことがあれば、ぜひ一度DDjapanに相談してみて下さいね。

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