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変形ダイヤモンドとは?買取の可否とダイヤモンドのカットの種類について

更新日:2023年10月17日
変形ダイヤモンドとは?買取の可否とダイヤモンドのカットの種類について

ダイヤモンドと言えば、強い輝きと繊細な幾何学模様が魅力の「ラウンドブリリアンカット」をイメージする人が多いのではないでしょうか。一般的なアクセサリーをはじめ、結婚指輪や婚約指輪でも人気です。

ですが、ダイヤモンドにはブリリアンカットやラウンドシェイプ以外にもたくさんの種類があります。本記事では、そんな王道以外の「変形ダイヤモンド」と呼ばれるダイヤモンドについて解説します。

気になる買取事情やカットのランクも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

小さいダイヤでも買取は可能?

変形ダイヤモンドとは

「変形ダイヤモンド」とは、ラウンドシェイプ(正円)以外の加工を施したダイヤモンドの総称です。

発掘されたダイヤモンドの原石は、同じ硬度を持つダイヤモンドを使用した研磨機を使ってカットしていきます。地球上の天然鉱石で最も硬いものとされているのがダイヤモンドですが、結合力が弱い箇所と強い箇所があり、その性質を見極めながら加工しなければなりません。

加工されたダイヤモンドを、上から見たときの幾何学模様と形状が「シェイプ」です。正円に加工したものが「ラウンドシェイプ」、それ以外を「ファンシーシェイプ(変形)」と呼びます。

ダイヤモンドのカットの種類

変形ダイヤモンドには、さまざまな種類があります。ここでは、DDjapanでも取り扱っている代表的な形状について解説していきましょう。

エメラルドカットダイヤモンド

上から見るとスクエア形状、横から見ると階段状に加工されたダイヤモンドです。トップは平らに加工されており、その面を「テーブル」と呼びます。

ダイヤモンドが本来持つ透明感と輝きを存分に楽しめるのが魅力です。カット面が少なく、贅沢に施された広いテーブル加工がダイヤモンド本来の透明度を引き立てています。

オーバルカットダイヤモンド

ダイヤモンドを楕円状に加工したものがオーバルカットです。57〜58面体とラウンドシェイプに近いカット数となっており、指輪をはじめとしたさまざまなアクセサリーで採用されています。

楕円形の特徴を活かし、縦と横の比率の違いによって異なる印象を楽しめます。ラウンドシェイプに近いカット数のため、ダイヤモンドの美しさや重厚感を存分に味わえるカットです。

ハートシェイプダイヤモンド

その名の通り、輪郭のかたちがハート型をしたダイヤモンド加工です。カット数はダイヤモンドの輝きを最大限に引き出せる58面体となっています。

愛らしいルックスが人気で、エンゲージリングやネックレスなどによく採用されています。丹精な輝きを持つ58面体カットに、甘さを効かせた仕上がりが魅力です。

マーキスカットダイヤモンド

マーキスカットダイヤモンドは、オーバルカットに似た楕円形をしていますが、長辺の先端にエッジを持たせており、ラグビーボールや小舟のような形状です。

18世紀にファッションリーダーとして注目された「ポンパドール夫人」が侯爵の称号を得て活躍した時代に流行したことから、侯爵という意味を持つ「マーキス」と呼ばれるようになりました。

ペアシェイプダイヤモンド

ペアシェイプダイヤモンドとは、正円の一部を引っ張ったような形状です。ベーシックなラウンドシェイプと先端が尖ったマーキスカットを組み合わせた形状をしており、よく「涙のしずく」や「洋梨型」とも形容されます。

女性らしい艶やかな雰囲気を持ち、揺れるタイプのイヤリングやネックレス等によく採用されています。

ラディアントカットダイヤモンド

ラディアントカットダイヤモンドとは、エメラルドカットのようなスクエア形とブリリアント仕上げを組み合わせたものです。エメラルドカットが持つ重厚感と、多面カットが引き出す輝きを存分に楽しめます。

サイドが平行で角も取ってあるため強度は高く、婚約指輪などでも人気の高いシェイプです。

プリンセスカットダイヤモンド

プリンセスカットダイヤモンドとは、ラディアントカットのようなスクエア型に角を持たせ、底面をシャープに加工した逆ピラミッド型のカットです。

トップを横から見るとエメラルドカットのようなテーブル状になっていますが、上から見ると逆ピラミッド型の底面が幾何学的に輝いており、王道のラウンドシェイプにも引けを取らない輝きを持っています。

アッシャーカットダイヤモンド

アッシャーカットダイヤモンドとは、プリンセスカットのようなテーブルと逆ピラミッド形状に似ていますが、四角を底面の先端まで持たせ、より幾何学的で深い輝きを表現したカットです。

拡散光を活かしたラウンドブリリアントカットに対し、透過光を活かしダイヤモンドが中心に向かって階段状に輝くのが特徴です。

クッションカットダイヤモンド

クッションカットダイヤモンドとは、ラウンドブリリアントカットとエメラルドカットの中間のような形状です。その名の通りクッションのような丸みを帯びたスクエア型で、「ピローカット」とも呼ばれています。

ダイヤモンドが持つ強い輝きとスタイリッシュな形状に、柔らかい印象を加えたいときに重宝されるカットです。

ローズカットダイヤモンド

ローズカットダイヤモンドとは、底面が平らでトップに向かってエッジを持たせた形状で、バラの蕾が開いたように見えることから「ローズカット」とも呼ばれています。

全体のカット数も少なくシンプルな印象ですが、ダイヤモンドそのものが持つ透明感や重厚感を存分に味わえる贅沢なカットでもあります。50以上のカットを施すブリリアントカットが主流な現在から考えると、珍しいカットです。

トリリアントカットダイヤモンド

トリリアントカットダイヤモンドとは、ラウンドやスクエアではなく「トリリアント(三角形)」に加工したものです。標準的なカット数は43で、正円や四角とも異なる独特な輝きが魅力になっています。

角が尖ったものから丸みを帯びたものまでありますが、基本的には等辺型であり、幾何学的な強い輝きを持っています。拡散光が欲しいけど、ラウンドやスクエア以外のものが欲しい人におすすめです。

変形ダイヤモンドは買取可能?

DDjapanでは変形ダイヤモンドの買取も実施しています。一般的なダイヤモンドジュエリーはラウンドシェイプやブリリアントカットが多いため、正確な値付けが難しく、買取業者によっては利益確保のために査定額が低くなりがちです。

DDjapanは、ダイヤモンド業界30年のベテラン査定士が在籍し、豊富な経験と情報からダイヤモンドを査定するため、変形ダイヤモンドでも適正な値付けが可能です。

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ダイヤモンドカットのランクについて

ダイヤモンドの品質を決定する「4C」のひとつであるカット。4つのなかで唯一、人の手が加わる要素であり、熟練の技術と経験が必要な職人技です。

そんなダイヤモンドのカットには5つのランクがあります。ここでは、ダイヤモンドのランクについて見ていきましょう。

Excellent(エクセレント)

最上級ランクがエクセレントです。明るいエリアと暗いエリアのコントラストが程よく、均一のパターンを示しています。非常に明るく、鮮明でバランスの良い反射が最大の魅力です。

Very Good(ベリー グッド)

エクセレントカットより、ひとつ劣るのがベリーグッドです。明るいエリアと暗いエリアのコントラストがはっきりしており、鮮明なバランスが魅力ですが、各ラインや角度に若干のズレが生じており、そのぶんだけ輝きが損なわれてしまっています。

Good(グッド)

グッドのダイヤモンドあたりから、明るさや反射がぼやけてきます。暗がりやくすみが目立ち、一般的な目線でも明らかな違いを感じるでしょう。

Fair(フェアー)

4番目のランクは「フェアー」です。輝きこそ落ちますが、重さや大きさを優先して研磨されたダイヤモンドが多く、値段の割にボリューミーなダイヤモンドが多いのもこのあたりのランクの特徴と言えます。

Poor(プア)

最も低いランクです。Poorグレードはダイヤモンドとしての魅力が損なわれており、明るいエリアが少なく、暗がりやくすみが目立ちます。

まとめ

変形ダイヤモンドの種類と買取事情について解説しました。変形ダイヤモンドは、王道のラウンドシェイプやブリリアントカットに比べ査定は難しいとされています。買取を希望する場合は、信頼のある業者選びが重要です。

DDJapanは、ダイヤモンド業界に約30年携わってきた経験と知識に加え、豊富な販売ルートを持っている専門店です。繊細で確かな査定力と、販売網を活かした客観的な査定が強みとなっています。わからないことがあれば、ぜひ気軽にお問い合わせ下さい!

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