この記事は一般的な知識を提供するものです。当サイト(DD Japan)では当該ジュエリー(モルガナイト)は買取対象ではありませんので、ご理解いただけますようお願いいたします。
モルガナイトは優しいピンク色の宝石です。20世紀初頭に発見されてから、多くの人に愛されてきました。特に女性を中心に人気が高いです。
今回の記事では、モルガナイトを高く売る方法、買取価格や価値基準についてご紹介いたします。モルガナイトについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
モルガナイトの基礎知識
モルガナイトは、ローズピンクの輝きを放つ、 4月の誕生石です。エメラルドやアクアマリンと同じベリルグループの一つとなります。色によっては石の名前も変わりますが、ピンク系のものがモルガナイトと呼ばれています。ラベンダー色やオレンジ色に近いカラーもあるように、さまざまなピンク色が確認できます。原産地はマダガスカル、ブラジル、アフガニスタンなどです。モルガナイトは1911年にマダガスカルで発見されたのが始まりです。現在でも、品質が良いものが産出されています。モース硬度は、7.50-8.00。宝石言葉は「愛情」「清純」などがあります。別名「ローズベリル」「ボロビエバイト」「ピンクアクアマリン」と呼ばれることもあります。モルガナイトは性質上、耐久性にも優れているので、普段使いのアクセサリーにもぴったりです。
モルガナイトの名前の由来はティファニーで有名なG. P. クンツ氏が、自分の後援者であり宝石コレクターでもあったJ. P.モルガン氏の功績をたたえたことで名付けられました。モルガナイトの歴史は比較的浅く、神話などは確認できませんでした。しかし、その見た目の美しさに魅了されている方も多いという印象があります。また、ベリル系の石の中でもアクアマリンと共通点も多いです。アクアマリンは持ち主に幸せをもたらすと言われており、モルガナイトは愛情を育む効果が期待できることから、恋愛運をアップさせたい方こそ合わせて持つのにおすすめです。
モルガナイトは、ピンク系の宝石ですが、色の個体差があります。ピンク系のアクセサリーが欲しいものの、人と被りたくない方こそ注目してみてはいかがでしょうか。モルガナイトは大きな結晶のものも確認でき、ブラジル産では10キロ以上で産出されることもあります。しかし、全体的に見るとモルガナイトの産出量はあまり多くありません。そのため、使う予定のない宝石をお持ちの方は、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
モルガナイトとその他宝石との大きな違い
モルガナイトは多色性がある宝石です。しかし、はっきりとした強い色味はほとんど見られません。淡いピンク色から深い青味がかったピンク色を示します。この淡い色合いとなるのは、結晶に微量のマンガンが入ることが理由です。未処理のモルガナイトはサーモン色をしています。
モルガナイトは他の宝石と比べてみると耐久性に優れています。そのため、普段使いしやすいアクセサリーを求めている方におすすめです。適切な手入れを行うと、長く愛用することができるでしょう。
また、モルガナイトは美しい見た目ながら、宝石の中ではまだ知名度は低い方と言えます。誰とも被りにくい宝石を探している方にもぴったりです。これからますます人気が出てくると予想されます。
モルガナイトと似ている石
- 緑系→エメラルド
- 緑・黄緑系→グリーンベリル
- 黄色・黄緑系→ヘリオドール
- 淡青系→アクアマリン
- 赤系→レッドベリル
- 無色透明→ゴシェナイト
ベリルグループで宝石を揃えてみるのもおすすめです。
モルガナイトを売りたい場合の買取価格(例)
モルガナイトを売りたい場合、アクセサリーのデザインや保存状態にもよりますが、買取価格は数千円〜8万円の値段がつくことがあります。カラット数が大きく、カラーが綺麗に入っているものは高値で取引されやすいです。
モルガナイトの買取金額の決定方法(価値基準)
ここでは、モルガナイトの買取金額に影響を与えるポイントについてご紹介いたします。
モルガナイトを売却予定の方は、しっかり押さえていきましょう。
カラー
モルガナイトの価値基準の一つとしてカラーが挙げられます。彩度の高いピンク色ほど評価も高いです。また、オレンジ色が強いものは、買取価格も安価な傾向があります。
色の濃さ
モルガナイトの価値基準の一つとして色の濃さが挙げられます。しっかり色味が入っているものほど評価も高いです。まだらであるなら減点対象となります。
透明度
モルガナイトの価値基準の一つとして透明度が挙げられます。不純物が少なく、クリアなものほど評価も高いです。光にすかした時、透き通って見えるものほど高価買取が期待できます。
産地
モルガナイトの価値基準の一つとして産地が挙げられます。中でも、ブラジル産のものは評価も高いです。また、数は少ないもののマダガスカル産も高品質なモルガナイトが多く見られます。
モルガナイトを高く売る方法
使う予定のないモルガナイトをお持ちの方は「できるだけ高く売りたい」と感じることでしょう。
ここでは、今からでもできるモルガナイトを高く売る方法についてご紹介いたします。
コンディションを整える
1つ目は、モルガナイトの保存状態を整えるために手入れを行うことです。コンディションが良いほど、査定額もアップしやすいです。
モルガナイトは耐久性が高い宝石であるので、手入れを通してそこまで神経質になる必要はありません。
中性洗剤を入れたぬるま湯につけて、歯ブラシで汚れを落とすように軽く洗ってください。使った後も、すぐに柔らかい布で拭くことを心がけましょう。
また、複数の宝石を同じケースに入れておくと傷や欠けの原因になります。なるべく別のケースに入れるなどの工夫をすることも大切です。
鑑別書と付属品を用意する
2つ目は、モルガナイトを購入した時についていた鑑別書と付属品を用意することです。鑑別書は宝石が本物であることを証明するための大切な書類となります。有無の違いによっては、大きく金額に影響が出ることがあります。
付属品を揃えると減点対象も最小限に抑えられます。付属品は単体では売れないことが多いので、査定前までしっかり揃えておきましょう。
宝石を購入した時、鑑別書と付属品は取っておく方も多いと言えます。すぐに見つからなくても家の中にあることも多いので、ぜひ探してみてください。
宝石に詳しいバイヤーがいる買取専門店を利用する
3つ目は、モルガナイトを高く売りたい場合、宝石に特化した買取専門店を利用することです。実績多数のプロに見てもらえることから、納得のいく査定額が提示されやすいです。
逆に、自宅から一番近いリサイクルショップなどを利用すると、宝石に詳しくない方の手に渡る可能性があります。価値があるモルガナイトも、低価格をつけられることも考えられます。また、宝石の価値を重視することなく、重さで値段を決めることもあるかもしれません。
買取専門店のHPを確認した上で、宝石に詳しい専門のバイヤーに見てもらえるかチェックしてみてください。
売りたい宝石をまとめて査定に出す
4つ目は、モルガナイトを含めて売りたい宝石が他にもあるならまとめて査定に出すことです。宝石の価値に加味した金額が提示されやすいです。
買取店によっては、売りたいものの点数が増えるごとに買取金額のアップキャンペーンを実施していることがあります。1点ずつ売るよりも得しやすいです。業者側としても人件費削減につながるため非常に助かります。
モルガナイトは、エメラルドやアクアマリンといったベリルグループでまとめて査定に出すと高価買取が期待できます。
買取店によっては、ブランド品、アクセサリー、家電、お酒、切手などを買取品目に挙げている店舗もあります。宝石以外の品目も対象内であるなら、ぜひ査定に出してみてください。
高価買取のコツは処分したいものがあるならできるだけ小出しにせず、まとめて売ることです。
高価買取の理由を明確にしている買取専門店を利用する
5つ目は、モルガナイトを高く売りたい方こそ、高価買取の理由を明確にしている買取専門店を利用することです。よく宣伝文句として使われる言葉ですが、実際その背景には何も根拠がないことがあります。
買取店のHPを見る上でぜひチェックしてみてください。「宣伝費を最小限に抑えている」「独自の販売ルートを確保している」という根拠があるなら、その分高価買取を行えるのも納得できます。
また、HPで実際にモルガナイトの買取実績が載っているかどうかも確認してみるのがおすすめです。
複数の買取専門店に査定を出す
6つ目は、時間がある方は複数の買取専門店でモルガナイトの見積もりを出してもらう方法がおすすめです。比較しながら、最終的に一番高い査定額を出してくれたお店を利用できます。
スタッフの対応、サービスの良さなども比べてみてください。実際利用してみると、査定額に大きな差が見られることがあります。
買取サービスによっては、LINEから簡単に査定できる方法を導入しています。売りたいモルガナイトの写真を送ることで、おおよその買取金額を提示してくれます。自宅にいながら複数の買取専門店に見積もりを出せるのでおすすめです。
まとめ
モルガナイトを高く売りたいなら、コンディションを整えた上で鑑別書・付属品をセットにして査定に出していきましょう。
また、宝石に特化した買取専門店を利用する方法もおすすめです。
リサイクルショップ等を利用すると、宝石に詳しくない方の手に渡りやすいので注意が必要です。
モルガナイトはまだ知名度は低い宝石ではありますが、年々注目が高まっています。
お手持ちの方は、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
今回は、モルガナイトを高く売る方法、買取価格や価値基準についてご紹介いたしました。