この記事は一般的な知識を提供するものです。当サイト(DD Japan)では当該ジュエリー(キャシテライト)は買取対象ではありませんので、ご理解いただけますようお願いいたします。
キャシテライトは、ブラックカラーの輝きがまばゆい鉱石です。錫を取ることができる貴重な鉱石としても位置付けられています。
今回の記事では、キャシテライトを高く売る方法、買取価格や価値基準についてご紹介いたします。
ぜひ、キャシテライトについて詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
キャシテライトの基礎知識
キャシテライトは、ブラックやダークブラウンというような黒系のカラーが多い鉱石です。名前の由来は、ギリシャ語の錫から来ています。和名は「錫石」。錫が取れる貴重な鉱石で、錫は主にブリキの製造やハンダなどに使用されています。なお、別名は「カシテライト」と呼ばれています。主な産地は、イタリア、イギリス、アメリカ、中国、ミャンマー、ポルトガルなど。世界各地で産出されている特徴があります。また、日本でも産出されています。明治から昭和初期までは、岐阜県の恵那・中津川地方で採掘されていたということです。キャシテライトが産出される形状としては塊状、粒状が多いということです。なお、珍しいですが木目模様のものも産出されることがあります。結晶系は正方晶系。モース硬度は6.0-7.0。見た目よりもズッシリとした重さがあるので迫力が感じられます。他にも、カラーバリエーションはイエロー、レッド。純粋なものはカラーレスが確認できます。
キャシテライトは、青銅器時代から既に使用されていたと言われています。なお、古代ギリシャでは、占星術師が扱っていたということです。パワーストーンとしては気力を高める効果が期待できます。元気になりたい方、乗り越えたいものがある方におすすめの鉱石です。
キャシテライトは宝石品質のものは少ないという特徴があります。そのため、良質なものをお持ちの方は、宝石に特化した買取専門店に査定に出すと高価買取が期待できます。
キャシテライトとその他宝石との大きな違い
キャシテライトとその他宝石との違いについては、錫が取れるということです。このような鉱物は他に類を見ません。そのため、昔から貴重な鉱物資源として大切に扱われてきました。また、ダイヤモンドよりも高い分散率をもつ特徴があるので、カットの技術によっては強いファイアが見られます。多色性を持つところも魅力の一つです。
キャシテライトに似た宝石
キャシテライトに似た宝石はいくつかあります。 間違わないように気を付けていきましょう。
以下、ご紹介いたします。
ブラウンダイヤモンド
キャシテライトに似ている宝石として挙げられるのがブラウンダイヤモンドです。カラーダイヤモンドの中でも採掘量が多く、工業用としても使用されることがあります。しかし、キャシテライトの方が高い分散率を持つという違いがあります。
スフェーン
キャシテライトに似ている宝石として挙げられるのがスフェーンです。黒系のものは、見分けがつかないほど似ています。また、スフェーンはキャシテライトと同様に、多色性を持つ特徴があります。しっかり見分けたい方は、ぜひ、宝石のプロに鑑定してもらうようにしましょう。
ジルコン
キャシテライトに似ている宝石として挙げられるのがジルコンです。ダークカラーのものは瓜二つというほど似ています。なお、ジルコンのモース硬度も6.0-7.5というように、キャシテライトに近い特徴があります。どちらの鉱石か見極めたいという方は、宝石に特化した買取専門店に鑑定依頼を申し込んでみてください。
キャシテライトの買取金額の決定方法(価値基準)
ここでは、キャシテライトの買取金額に影響を与えるポイントについてご紹介いたします。
キャシテライトの売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
カラーバリエーション
キャシテライトの価値基準の一つとして、カラーバリエーションが挙げられます。ブラックカラーが多い鉱物ですが、カラーレスのものは希少性も高く純粋であることから、査定に出すと高評価を受けやすいです。
透明度
キャシテライトの価値基準の一つとして、透明度が挙げられます。インクルージョンが少なく、美しい輝きを放つ鉱物は高評価を受けやすいです。
産地
キャシテライトの価値基準の一つとして産地が挙げられます。宝石品質の産出地はポルトガル、イタリア、ブラジルと言われています。こちらの産地の鉱物をお持ちの方は、査定に出すと高評価を受けやすいです。
カラット数
キャシテライトの価値基準の一つとしてカラット数が挙げられます。数値が高いものほど比例して高価査定となることがあります。
キャシテライトの買取価格の例
キャシテライトの買取価格の例としては、現時点で明確なデータが集まっていないので、お伝えすることはできませんが、購入価格としては「ボリビア産、0.44ct」のキャシテライトが11,000円(税込)で購入できます。宝石品質が少ない鉱石ということなので、高品質のキャシテライトをお持ちの方は高価査定が期待できるでしょう。
キャシテライトを高く売る方法
キャシテライトを売却する場合、できるだけ高く買い取って欲しいと感じる方も多いでしょう。
ここでは、売却する上で押さえておきたいポイントについてご紹介いたします。
お手入れをする
キャシテライトを高く売りたい場合、できる範囲でお手入れを行いましょう。保存状態が悪いと買取価格も低下しやすいので、使う度にコンディションを整えておきましょう。
柔らかい布で拭くだけでも良いですが、汚れがひどい場合、ぬるま湯につけて歯ブラシでこすると汚れが落ちます。なお、保管する時も、棚の上に置いておくのではなく、きちんとジュエリーケースに入れるようにしてください。また、宝石同士近くに置いておくと欠けの原因になるので、その点についても気を付けてください。
最終的に、宝石の買取価格を決めるのは人であることを考慮した上で、キャシテライトのコンディションを整えていきましょう。
鑑別書・付属品を用意する
キャシテライトについていた、鑑別書・付属品はしっかり用意した上で査定に出すようにしてください。鑑別書は宝石についての詳しい情報が記載されている書類です。付属品と合わせて売ると、場合によっては、数千円以上買取価格に差がつくことがあります。
査定を行う上でも、あらかじめ必要な情報がわかることから、通常よりも時間を短縮できるというメリットがあります。鑑別書と付属品は、単体で査定に出しても買取価格がつきません。査定に出す前日までには、しっかり用意しておくようにしましょう。
宝石に特化した買取専門店を利用する
キャシテライトを高く売るには、宝石に特化した買取専門店を利用してください。どちらかというと知名度が低い宝石となるので、価値がわかる方に見てもらう方が高価買取されやすいです。
リサイクルショップ等を利用してキャシテライトを売ると、場合によっては詳しくない方の手元に渡る可能性もあります。価値を考慮せず、宝石の重さで買取価格を決められてしまうこともないとは言い切れません。
宝石に特化した買取専門店が家の近くになくても「宅配買取」に対応している店舗である場合、全国どこにいても買取を受け付けてもらえます。
宝石の高価買取を行なって欲しい方こそ、その道のプロがいるお店を利用して売るようにしましょう。
買取額アップ期間中に売る
買取専門店では、期間によっては買取額アップキャンペーンを実施していることがあります。イベントを狙って、宝石を売るのも高価買取されるためのコツです。元々の価格よりも、上乗せされた査定金額が提示されやすいです。
場合によっては、数千円以上買取価格に差がつくこともあります。キャシテライト以外に、他のいらないものを合わせて持ち込むのも良いでしょう。
また、キャンペーンについては告知なしに終わることも多いので、ぜひお早めにご利用ください。
まとめて宝石を売る
キャシテライトの他に、いらない宝石をまとめて売る方法も高価買取されるためのコツです。点数に応じて、元々の買取価格に上乗せされた金額が提示されやすいです。
ダイヤモンド、ルビー、サファイア、真珠、エメラルドなど、使う予定がない宝石はお持ちではありませんか?
驚きの買取価格がつくことも夢ではありません。もちろん、欠けや傷がついた宝石を持ち込んでも構いません。
業者側としても、まとめて売ってもらった方が人件費の削減につながるので非常に助かります。また、買取専門店によっては、宝石以外のジャンルの買取も受け付けています。もしも、自宅に不用品がある方は、対象ジャンルに当てはまるものである場合、一緒に持っていくと高価買取が期待できるでしょう。
複数の買取専門店を利用する
キャシテライトを高く売りたい場合、複数の買取専門店を利用して査定してもらう方法があります。最終的に、一番高い買取価格を提示してくれたお店を選んで宝石を売ることができます。
時間と手間はかかりますが、一番損をしない方法です。また、サービス対応の良さなど、他の分野についても比較した上で、売るかどうか決めることができます。
買取専門店では「LINE査定」に対応しているお店も多いです。宝石の写真を送るだけで、おおよその買取価格を提示してくれるサービスです。実際に店舗に足を運ばなくても、大体の買取価格がわかるので非常に便利と言えます。
しかし、あくまでも査定価格は、その時に出した価値ということで、日にちが経つと宝石の買取価格も変動することがあります。納得のいく買取価格を提示してもらったら、できる限り早めに売るようにしてください。
まとめ
キャシテライトを高く売るには、鑑別書・付属品を揃えた上で、宝石に特化した買取専門店を利用することが大切です。
その道のプロの方に見てもらえるため、納得のいく査定価格が提示されやすいです。
キャシテライトは、インクルージョンが少なく透明度が高いものほど高評価を受けます。
ぜひ、いらない宝石をお持ちの方は、買取価格を知るために、一度買取専門店に査定に出してみてはいかがでしょうか。