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宝石って何?分類と条件について

更新日:2023年1月10日
宝石って何?分類と条件について

宝石とは?

宝石とは、ずばり「希少価値が高く、美しい固形物」と定義できます。その中でも、無機質のものと有機質のものに分類できます。前者には、ダイヤモンドやルビー、サファイアなど、主に鉱物が含まれます。一方後者には、真珠やサンゴなど、動植物の一部が含まれます。宝石の歴史は古く、崇拝の対象や身を守るものとして、古代より利用されてきました。中世に入ると、宗教的・政治的権力の象徴としての色合いが強くなります。装飾品として多くの人が楽しむようになったのは、現代に入ってからです。

宝石の条件とは?

宝石が宝石である条件は、大きく6つあります。

  • 1つ目は、美しいこと。これは言わずもがな、ですよね。色彩、透明度、形、光沢が優れているということです。
  • 2つ目は、耐久性があることです。宝石がアクセサリーの一部になる際、必ず研磨や細工が施されます。まずはこれに耐えられなければなりません。また、アクセサリーとして着用される中で、美しさが永遠に保たれなければなりません。その意味でも耐久性が大事なのです。
  • 3つ目は、希少性。簡単には手に入らないからこそ高い価値が生まれる、という考え方です。
  • 4つ目は、需要があることです。現代において、宝石は商品です。消費者が欲しいと思うものでなければ、商売は成立しません。その意味で、需要があることも大事な要素と言えます。これは、資産としての価値や、流行性にも関わる要素です。
  • 5つ目は、伝統性。古代から親しまれてきたことにロマンを感じる人も多いでしょう。
  • 最後は、携帯性です。人が身に付けるなどして、容易に持ち運べることも、アクセサリーにする上で不可欠な要素でしょう。

宝石の分類とは?

上記の条件を満たしもののうち、さらに4種類に分類されます。

  • 1つ目は、天然宝石。研磨やカットを除き、人の手による操作が加わっていないものを差します。
  • 2つ目は、処理宝石です。研磨やカットに加え、見た目を良くするための操作が加わったものを差します。例えば、エメラルドの透明度を上げるために、オイルを含ませる、といった処理が施されています。
  • 3つ目は、人工宝石。人が科学的に生成し、天然宝石と化学成分・物理特性・内部構造が同じものを差します。合成ダイヤモンドや合成ルビーなど、「合成〇〇」と呼ばれることが多いです。買取の際、プロの宝石鑑定士でも見分けるのが難しいと言われています。
  • 4つ目は、人造宝石です。物質としては天然宝石とは異なるけれども、見た目などが天然宝石に似た宝石です。代表的なものとして、キュービックジルコニアが挙げられます。
  • 5つ目は、模造宝石。ガラスやプラスチック、陶器などを用いて天然宝石を真似て作られたものを差します。スワロフスキーやコットンパール、ラインストーンなどがこれに分類されます。

ダイヤモンドか、カラーストーンか?

また、分かりやすい分類としては、ダイヤモンドか、カラーストーンか、という分け方もあります。カラーストーンにはルビーやエメラルドなどが含まれます。ダイヤモンドとカラーストーンは、見た目以外にも違いがあります。そのうちの一つが、相場の有無です。ダイヤモンドには、デビアス社が手掛ける国際的な相場がある一方、カラーストーンにはそのような相場がありません。

また、ダイヤモンドに関しては、ダイヤモンドテスターという機械で、本物か偽物かを容易にチェックできますが、カラーストーンにそのような機械は現状、ありません。よって、買い取り業者は、値段が明確かつ真贋を見分けやすいダイヤモンドの方に、高い買取値段を付ける傾向にあります。カラーストーンの場合、偽物だった時のリスクを嫌い、買い取らない業者もいるようです。弊社ではカラーストーンも買取できますので、一度お持ちいただくことをおすすめします。

まとめ

一言で「宝石」と言っても、様々な方法で分類できることがお分かりいただけましたか?買取においては、美しさはもちろん、天然宝石であることも買取価格を左右します。しかし、一般の人に天然かどうかは分かりませんよね。買取業者は、一般の人には分かりえない観点から宝石を確認し、買取価格を決定しているのです。

(参考サイト)

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