この記事は一般的な知識を提供するものです。当サイト（DD Japan）では当該ジュエリー（ラピスラズリ）は買取対象ではありませんので、ご理解いただけますようお願いいたします。
ラピスラズリは濃いブルーの色合いに白い模様がきれいに散りばめられている9月と12月の誕生石です。幸運をもたらす石と言われていることからパワーストーンとしても人気が高いです。
今回の記事では、ラピスラズリの基礎知識、その他宝石との大きな違い、買取金額の決定方法、高く売る方法などについてご紹介いたします。ぜひ、ラピスラズリをお持ちの方で売却を検討している方は参考にしてみてください。
ラピスラズリの基礎知識
ラピスラズリは深い青色に、まるで夜空の星を思わせる白い模様が散りばめられている宝石です。9月と12月、2つの月の誕生石としても扱われています。主な産地はアフガニスタン、ロシア、チリ。中でも、アフガニスタンは産出量が世界一。モース硬度は5〜5.5。和名は「瑠璃」。ラピスラズリの名前の由来は、ラテン語で「石」ペルシア語で「青・空」などを意味する言葉が組み合わされた混成語と言われています。ラピスラズリの宝石言葉は「幸運」「真実」。人生の岐路に立たされたとき、正しい道へ導いたり直感力を磨けたりする力があると言われています。パワーストーンとしても人気が高い宝石です。
ラピスラズリは新石器時代から採掘されてきた歴史があります。ビーズに加工されたものが見つかっていたりツタンカーメンのマスクにもふんだんに使われていたりする背景から、時代を超えて愛されてきたことがわかります。また、ラピスラズリは絵の具の原料としても扱われてきました。その名は「ウルトラマリン」。フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』の中でも使われています。時代を超えても色褪せない美しさを表現できています。ラピスラズリは多くの芸術家にも愛されてきました。
アフガニスタンでは宝石の粉末を使って描かれたと言われている、石窟寺院の壁画が残されています。日本では奈良の正倉院の中にラピスラズリで飾られている『紺玉帯』と呼ばれる黒漆塗の牛革製ベルトが収められています。
ラピスラズリは黄金に匹敵するほど価値が高い時代もありました。現在でも良質なものは査定に出すと高価買取が期待できます。
ラピスラズリとその他宝石との大きな違い
ラピスラズリは非常に細かい結晶からできている宝石です。アズライト、カルサイト、パイライト、ソーダライトなどの鉱物で成り立っています。鉱物の配合量によっては、カラーバリエーションも変化しやすいです。中でも、アズライトの鉱物が多く含まれていて、最大で40%占める石も見られます。ラピスラズリと似ている石として、ソーダライト、アズライト、デュモリチェライトが挙げられます。しかし、ラピスラズリを構成する鉱物となるので当然と言えるでしょう。
また、ラピスラズリは接触変成作用でできる鉱物です。限定的な条件の中で生成するところから、世界でも産地が少ないです。他にも、ラピスラズリは最古のパワーストーンとも言われています。神秘的な見た目の特徴により、天空や宇宙とつながる石として古代より大切に扱われてきました。
ラピスラズリの産地ごとの特徴
ラピスラズリは産出された地域ごとに見た目に違いが確認できます。ここでは、産地別、ラピスラズリの特徴についてご紹介いたします。
アフガニスタン産
アフガニスタン産は色ムラのない高品質のラピスラズリが産出されることが多いです。世界一の産出量を誇ることでも有名です。ラピスラズリを磨くと艶が出るので上品な印象を感じます。アフガニスタン産のラピスラズリは査定に出すと高価買取が期待できるでしょう。
チリ産
チリ産は金箔をまぶしたような美しさがあるラピスラズリが多いです。特に、宝石愛好家の方から高い人気が集まっています。個性があるラピスラズリを好む方にぴったりです。
ロシア産
ロシア産はシックな印象を感じるラピスラズリが多いです。どちらかというと暗めの色合いをしたものが目立ちます。金のチップは含まれません。落ち着いた印象を感じるラピスラズリを好む方にぴったりです。
ラピスラズリの買取金額の決定方法（価値基準）
ラピスラズリを売りたいなら、価値基準を知りたい方も多いでしょう。ここでは、ラピスラズリの買取金額に影響を与えるポイントについてご紹介いたします。
色の深み
ラピスラズリの価値基準の一つとして色の深みが挙げられます。色ムラがなく全体的に均一な色の濃さがある石は高評価を受けやすいです。
カラー
ラピスラズリの価値基準の一つとしてカラーが挙げられます。濃いブルーの色相は人気で、評価も高い傾向にあります。また、黄鉄鉱が多く含まれているラピスラズリは緑色に見えることがありますが、どちらかというと評価は低いです。ホワイトの筋が入ったものも価値が下がる傾向にあります。
透明度
ラピスラズリの価値基準の一つとして透明度が挙げられます。性質上、パイライトの金色や白い斑点などが含まれることがありますが、芸術的に良いとされないものは低評価を受けやすいです。透明感がない場合、人気も低い傾向があります。
カラット数
ラピスラズリの価値基準の一つとしてカラット数が挙げられます。比例して数値が高いものほど、査定に出すと高価買取が期待できます。
ラピスラズリを高く売る方法
ここでは、ラピスラズリを高く売る方法についてご紹介いたします。しっかりポイントを押さえた上で、査定に出していきましょう。
お手入れをおこなう
1つ目は、ラピスラズリの美しさを保つために日頃からお手入れを丁寧におこなう方法です。汚れがついていると見栄えが悪くなるため、評価が下がる傾向にあります。
ラピスラズリのお手入れ方法として、柔らかい布を用意して優しく拭くだけで大丈夫です。また、中性洗剤を溶かしたお湯で軽く洗う方法もあります。
ラピスラズリは熱に弱いので、直射日光が当たらない場所に保管しておくことも大切です。衝撃にも弱いので、宝石同士を同じ箱に保管しておくことも避けてください。最終的に値段を決めるのは人であるため、ラピスラズリの状態を整えるためにお手入れをおこないましょう。
ラピスラズリの買取相場をチェックする
2つ目は、不当な価格で買い取られることを防ぐために、ラピスラズリの買取相場をチェックする方法です。納得のいかない金額を提示されたときでもしっかり断れます。
特にラピスラズリを使ったジュエリーをお持ちの方は、需要に応じて値段変動が激しい傾向があります。とにかく高くラピスラズリを売りたい方こそ、買取相場をしっかりチェックしてください。
鑑別書・付属品をつける
3つ目は、ラピスラズリを購入したときについていた鑑別書・付属品をセットにすることです。宝石の品質を保証したり付加価値がつけられたりするので、しっかり用意することが望ましいです。
有無の違いによっては数千円以上、買取価格に差が出る場合があります。また、新品状態に限りなく近づけると、査定にかかる時間も短縮できるメリットがあります。
宝石を購入したときの鑑別書・付属品はしっかり取っておく方が多いです。案外、ラピスラズリの保管場所の近くに置いていることも多いのでしっかり探してみてください。
宝石に特化した買取専門店を利用する
4つ目は、ラピスラズリを高く売りたい場合、宝石に特化した買取専門店を利用することです。プロの鑑定士の方に見てもらえるので、高価買取が期待できます。
逆に、リサイクルショップ等に査定に出すと、宝石に詳しくない方の手に渡る可能性が高いです。高品質のラピスラズリであっても、グラム単位で査定額を提示される場合もあります。場合によっては数千円以上、価格差が出ることもあるでしょう。
宝石に特化した買取専門店は、出張買取、宅配買取など、多彩な買取方法に対応していることが多いです。全国どこにいても利用できる店舗が増えてきました。
オンライン査定に対応しているなら、スマホを通じて空き時間にラピスラズリの金額がわかります。時間に余裕のある方は、複数店を利用して査定を出してもらう方法がおすすめです。査定料・キャンセル料は無料の店舗も多いので気軽に利用できます。
お手持ちのラピスラズリを、実績多数のプロに鑑定してもらいたいなら、宝石買取専門店を利用しましょう。
売りたい宝石をまとめて売る
5つ目は、ラピスラズリの他に売りたい宝石があるならまとめて売ることです。点数があがるほど金額も高くなります。お店によっては、金額アップキャンペーンを独自開催していることもあるほどです。業者側としても、まとめて売ってもらえた方が人件費の削減につながるので結果的にwin-winの関係性が出来上がっています。
ダイヤモンド、ルビー、翡翠、トパーズ、タンザナイトなど、使う予定のない宝石をまとめて査定に出してみてください。また、宝石以外にも取り扱い可能の品目があるなら、まとめて持ち込みOK。よくあるケースとして、ブランド品、貴金属、切手、金・プラチナ、お酒、古銭などが挙げられます。持ち運びできないほど多くの売りたいものがあるなら、出張買取、宅配買取がOKの店舗を選ぶのがおすすめです。
まとめ
ラピスラズリを高く売るには、宝石に特化した買取専門店を利用する方法がおすすめです。実績多数の宝石鑑定士に見てもらえるので、納得のいく金額が提示されやすいです。
ラピスラズリの保存状態を整えた上で、鑑別書・付属品もセットにしていきましょう。
ラピスラズリは希少性が高い宝石であることから査定に出すと高価買取が期待できます。特にアフガニスタン産のものは高品質であることが多いので、驚きの買取価格がつくことも珍しくありません。
宝石に特化した買取専門店では、偽物か本物かもしっかり判断してくれます。気になる方は、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
今回は、ラピスラズリの基礎知識、その他宝石との大きな違い、買取金額の決定方法、高く売る方法などについてご紹介いたしました。
