この記事は一般的な知識を提供するものです。当サイト（DD Japan）では当該ジュエリー（ベニトアイト）は買取対象ではありませんので、ご理解いただけますようお願いいたします。
ベニトアイトは青紫色の美しい輝きを放つ宝石です。レアストーンの一つとして、宝石愛好家の方からも注目度が高い特徴があります。
今回の記事では、ベニトアイトの基礎知識や買取金額の決定方法、また高く売る方法などについてご紹介いたします。
ぜひ、ベニトアイトについて詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
ベニトアイトの基礎知識
ベニトアイトは青紫色をしていて、まるでサファイアを思わせるような透明感がある美しい宝石です。カラーは青色、紫色、青緑色と例えられることもあります。また、オレンジ、ピンク、無色のベニトアイトも存在します。ベニトアイトはブルー系のカラーが一番多いです。青色の発色はチタンによるものと言われています。ベニトアイトは見る角度によってはカラーが変わる多色性の宝石も確認できます。モース硬度は6-6.5。和名では「ベニト石」と呼ばれています。宝石言葉は「気品」「希望」など、前向きな意味合いがある宝石です。主な産地は、アメリカ。実は日本でも産出されたことがあるそうです。ベニトアイトは希少性が高い宝石で、ロードクロサイト、レッドベリルと並んで「アメリカの三大希少石」と呼ばれています。また、カリフォルニア州の「州宝石」でもあります。
ベニトアイトが初めて採掘されたのは1907年。アメリカ合衆国カリフォルニア州のサンベニト郡で採掘されました。地名の一部を取ってベニトアイトと名付けられましたが、当時はその見た目がそっくりなことから、サファイアが採掘されたと思われていたそうです。産出する時は、ネプチュナイトと一緒に採掘されることも多いと言われています。現在においては鉱山は閉山しており、そこではベニトアイトは採掘されていません。宝石の歴史としてはわずか100年ほどということでまだ浅いです。ベニトアイトは流通量も限られているので、サファイアよりも希少性が高いです。ミステリアスな雰囲気も相まって人気が高い宝石の一つとなります。
ベニトアイトはパワーストーンとして持つと、好奇心を高めてくれると言われています。そのため、新たな知識を得たいと思っている方、何か新たなことにチャレンジしたい方が所有するのにおすすめです。また、希少性が高いことから、どのようなベニトアイトでも高価買取が期待できます。お持ちの方は一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
ベニトアイトとその他宝石との大きな違い
ベニトアイトはダイヤモンドと同じファイヤ・分散光を兼ね揃えています。見た目としては、サファイアと間違われるほど似ています。多色性がある宝石も確認できるので、さまざまなカラーバリエーションがある宝石を好む方におすすめです。
現在流通しているベニトアイトは小粒サイズのものが多いです。特性としても、大きな原石で見つかることはほとんどありません。
ベニトアイトが採掘されていた唯一の鉱山も閉山したことで、現在注目度が高まっています。しかし、他の宝石と比べると歴史は浅い方です。
ベニトアイトに似た宝石を持ち、本物であるか知りたい方は一度鑑定士の方に見てもらうようにしましょう。世界のオークションでも滅多に出回らないと言われているので、本物であるなら、どんな状態のものでも高価買取が期待できます。
ベニトアイトの買取金額の決定方法（価値基準）
ベニトアイトの買取金額を決定する上で、どのような項目が重要視されることが多いのでしょうか。
以下、価値基準に影響を与えるポイントについてご紹介いたします。
透明度
ベニトアイトの価値基準の一つとして、透明度が挙げられます。宝石の性質としてモース硬度がそれほど高くないので、インクルージョンが含まれることがあります。少ないほど高評価を受けやすいです。宝石を光に透かした時、きれいに見えるものは需要も高いです。
色
ベニトアイトの価値基準の一つとして、色の濃さが挙げられます。青紫色、青色、紫色、青緑色と判別されることがある宝石ですが、いずれもはっきりと色づいているものほど高評価を受けやすいです。特に人気のカラーはブルー系。また、オレンジやピンクのベニトアイトは天然のものではなく加熱処理が施されていることが多いです。
カラット数
ベニトアイトの価値基準の一つとして、カラット数が挙げられます。数値が大きいものほど買取金額も高くなります。ベニトアイトの特性上、小粒で産出されることが多いのでカラット数が大きいものほど高評価を受けやすいです。1カラット以上あるもので大粒と捉えられるほどで、この場合査定額としては100万円以上の値がつくこともあります。
カット
ベニトアイトの価値基準の一つとして、カットの美しさが挙げられます。カットの丁寧さにより、まばゆい輝きを放つものほど高評価を受けやすいです。
ベニトアイトを高く売る方法
ベニトアイトをお持ちの方で売却を検討している方は、できるだけ高く買い取って欲しいと感じる方も多いことでしょう。
ここでは、ベニトアイトを高く売るために押さえておきたいポイントについてご紹介いたします。
お手入れをする
ベニトアイトを高く売りたいなら、コンディションを整えることが大切です。
激しい汚れがついた状態では査定評価も下がりやすい傾向があります。
ベニトアイトはどちらかというとモース硬度が低い宝石なので、割れないように丁寧に扱う必要があります。
目に見えるごみは手で取り除き、柔らかい布を使って汚れを拭き取りましょう。
中性洗剤をぬるま湯で溶かしたお湯に入れて、優しく洗う方法もおすすめです。
また、保管する時は、宝石同士を近くに置くことのないように気をつけてください。
ぶつかり合うと表面上に傷がついてしまうことがあります。
とはいえ、ベニトアイトのお手入れに自信がない方は、そのままの状態で査定に持っていっても構いません。
自分に合った方法を選んでみてください。
鑑別書・付属品をセットにする
ベニトアイトを高く売りたいなら、鑑別書・付属品をセットにして査定に出すようにしましょう。
鑑別書は宝石の品質を知る上で重要な役割があります。
付属品も有無の違いによっては買取金額に響きやすいです。
また、付属品には鑑定書、保証書、ベニトアイトが入っているケースなども含まれます。
意外にも、ベニトアイトを保管していた近くに置いてあることも多いので、ぜひ探してみてください。
宝石買取専門店を利用する
ベニトアイトは宝石買取専門店を利用して売るようにしましょう。
その道のプロの方に鑑定してもらえるので、宝石の正しい価値を見極めます。
また、リサイクルショップなどを利用してベニトアイトを売るなら、詳しくない方の手に渡る可能性も高いです。
本来ならば数百万円はする宝石でも、重さで買取額を決められることもあるかもしれません。
また、気になる宝石買取専門店がありましたら、ぜひHPをチェックしてみてください。
鑑定士の顔と名前が載っていたり、宝石を買い取った実績を掲載していたり、有益となる情報が確認できます。
中には、高価買取を行う裏付けとなる情報が記載されていることがあります。
説明が丁寧であるかどうかも信頼できる業者か見極めるためのコツです。
設立年が長いと、その間運営を行なっていたということから信頼性もあります。
宝石買取店は「店頭買取」「宅配買取」「出張買取」に対応していることも多いので、自分に合った方法からベニトアイトを買い取ってもらうようにしましょう。
まとめて売る
売りたい宝石がたくさんあるなら、小出しにするより、まとめて査定に出した方が高価買取されやすいです。
点数に応じて、金額を上乗せした値段を提示してくれることがあります。
また、買取価格に納得できないならキャンセルすることもできます。
業者側としても人件費の削減につながることから非常にありがたいです。
家に眠っているいらない宝石はありませんか？
また、宝石であるかどうかわからないものでも、まとめて持ち込むことができます。
ベニトアイトの他にいらない宝石があるなら、まとめて査定に出すようにしてください。
複数店舗を回る
ベニトアイトを高く売りたいなら、複数の宝石買取専門店に査定に出すようにしましょう。
希少性が高い宝石となるので、見る人によっては大きく値段も変動することがあります。
場合によっては、数万円以上買取価格に差が出ることもあります。
デメリットとしては店舗を回る時間がかかることですが、ベニトアイトをお持ちであるなら、時間を使っても複数店に査定に出す価値があると言えるでしょう。
また、査定のみ希望するなら買取店によっては、LINEやメールで簡単に見てもらえます。
査定方法は、ベニトアイトの写真を撮って送るだけとなるので簡単です。
しかし、中には成約しないと査定料を取るお店もあるので注意してください。
ぜひ、店頭査定などと合わせて利用してみてください。
最終的にベニトアイトに一番高い査定額を提示してくれたお店を利用して売ることができます。
なお、買取価格以外にもサービス対応の良さなども合わせて比較することができるでしょう。
まとめ
ベニトアイトを高く売るには、鑑別書と付属品を揃えた上で、複数の宝石買取専門店に査定に出すことです。
ベニトアイトは希少性が高く、高価買取されやすい宝石ということなので、売る時はできるだけ慎重になった方が良いです。
また、鑑定するのは人ということを踏まえた上で最低限のお手入れは行うようにしましょう。
ベニトアイトはどちらかというとモース硬度が低い宝石となるので、持ち運ぶ時も傷がつかないように慎重に扱ってください。
リサイクルショップなどを利用すると宝石の価値がわからない方の手元に渡る可能性があります。
ぜひ、宝石に詳しいプロがいる買取専門店を利用して売るようにしましょう。
今回は、ベニトアイトの基礎知識や買取金額の決定方法、また高く売る方法などについてご紹介いたしました。
