1. TOP
  2. コラム一覧
  3. ダイヤモンドは相続税の課税対象になるか?買取価格や価値基準は?
コラム

ダイヤモンドは相続税の課税対象になるか?買取価格や価値基準は?

更新日:2024年4月15日
ダイヤモンドは相続税の課税対象になるか?買取価格や価値基準は?

美しい輝きを放つダイヤモンドは贈り物に選ばれることも多い宝石です。高価なものも多いですが、はたして相続税の課税対象になるのでしょうか。
税金のことなので知らなかったでは済まされません。ポイントをしっかり押さえていきましょう。

今回の記事では、ダイヤモンドは相続税の課税対象になるかについてご紹介いたします。
ぜひ、ダイヤモンドの資産価値について知りたい方は参考にしてみてください。

ダイヤモンドとは

ダイヤモンドとは宝石の中でも知名度が高い、炭素のみからなる鉱物です。カラーは無色透明の印象が強いですが、全23カラーあります。長い歴史があり、最も古いものでは45億年前にできたと言われています。和名は「金剛石」。モース硬度は10。宝石言葉としては「純潔」「永遠の絆」などが挙げられます。ダイヤモンドは婚約指輪、結婚指輪に贈る方も多い宝石です。また、4月の誕生石、日本では結婚60周年を記念する宝石です。

ダイヤモンドは相続税の課税対象になる?

結論から言いますと、ダイヤモンドは相続税の課税対象になります。資産を相続する時にかかる税金ですが、ダイヤモンドも価値がある資産の一つとしてみなされます。百貨店などに並ぶジュエリーを見てみるとダイヤモンドは30万円以上するものもあるほどです。また、一般的に資産は不動産などを見ることがあるので、ダイヤモンドを含む宝石については忘れがちとなりますが、控除分を超えているなら相続税の課税対象になります。

ダイヤモンドの相続税が発生するか調べるための計算方法

ダイヤモンドの相続税がはたしてかかるのか調べるためには、以下の計算方法から求められます。

・「基礎控除額=3,000万円+(相続人の人数×600万円)」

相続する財産の合計が3,000万円以下であれば、相続税がかからないということになります。

ダイヤモンドを相続する時以外に税金がかかるケース

ダイヤモンドは相続する時以外にも税金がかかるケースがいくつかあるので、以下の項目についてしっかり押さえておきましょう。

贈与

ダイヤモンドを贈与した時も税金がかかることがあります。贈与税はその年に贈与した金額が110万円を超えた時にかかる税金です。また、ダイヤモンド以外にも、現金、車など、その他の財産の贈与も含めることになります。合計金額が110万円を超えない場合、贈与税はかかりません。とはいえ、贈与税に含まれない例外もあります。それは結婚指輪など、社会通念上相当と認められる贈り物です。しかし、親などからダイヤモンドを贈与される場合は対象外と言えるので気を付けましょう。

購入

ダイヤモンドを購入する時も税金がかかることがあります。小売価格に加える形で10%の消費税額がかかることになります。この税金はダイヤモンドを購入した時に、支払うことになるので申告の必要はありません。

ダイヤモンドを相続したことは税務署にわかるの?

不動産や自動車は購入時に名義登録を行うため、相続が発生した際には比較的簡単に財産を把握可能です。一方でダイヤモンドのような貴金属は名義登録の義務がないため、税務署が把握しにくい財産という側面を持っています。

しかし税務署は、さまざまな方法で相続財産を探ることが可能です。被相続人の預金口座の履歴調査や、相続人の生活状況や財産状況の調査で、不自然な点がないかをチェックできます。

税務署は強力な調査権限を持っているため、ダイヤモンドのような隠匿性の高い財産であっても、最終的にはその存在を突き止めることができます。ダイヤモンドを受け継いだ場合は、かならず税務署に申告し、納税義務を果たすようにしましょう。

ダイヤモンドはいくらの価値を持つ?

ダイヤモンドに相続税がかかるか知りたい場合、どのくらいの価値を持つのか数字として押さえておきたいところですが、ダイヤモンドはその時により価値が決まります。一つの方法として、相続税の計算をする段階で、宝石に詳しい方に鑑定してもらい買取金額を参考にする方法が挙げられます。ダイヤモンドは、購入した時よりも価値が下がったというケースも珍しくありません。ダイヤモンドに資産価値はありますが、過度な期待は持たないことも大切と言えます。

ダイヤモンドの買取価格の例

ダイヤモンドの買取価格の例として、状態などにもよりますが、売ると10万円以上になることがあります。大ぶりなものでは、100万円を超える買取価格がつくこともあります。とはいえ、偽物と判断されてしまうと、この限りではありません。ダイヤモンドをお持ちの方で本物か偽物か知りたい方は、一度買取専門店にお持ちいただくことをおすすめします。

ダイヤモンドの価値基準

ダイヤモンドはある条件が揃うと高価買取されやすいです。
以下、ダイヤモンドの価値基準についてご紹介いたします。

カラー

ダイヤモンドはカラーが重要視される傾向があります。無色透明であるほど高評価を受けやすいです。また、黄色っぽい色味をしているものほど、ランクも下がりやすいです。とはいえ、ダイヤモンドはカラーダイヤモンドが存在します。「ピンクダイヤモンド」「グリーンダイヤモンド」「オレンジダイヤモンド」というように、色別に分けられたダイヤモンドは無色透明でなくても高価買取が期待できます。しかし、カラーダイヤモンドの中でもブラックダイヤモンドは評価も低いです。

カラット

ダイヤモンドの価値基準としてカラット数が挙げられます。「カラット=重さ」ですが、大きいダイヤモンドほど高評価を受けやすいです。小さいダイヤモンドが複数集まっても、一つの大きいダイヤモンドの方が価値が高いです。とはいえ、大きいほど良いということではなく、見た目の美しさなども評価対象になります。

透明度

ダイヤモンドの価値基準として透明度が重要視されます。濁りがなく、まばゆい輝きを放つものは高評価を受けやすいです。また、欠けや割れ目があると評価も下がりやすいです。ダイヤモンドは11ランクで判定していきます。

カット

ダイヤモンドの価値基準としてカットが重要視されます。職人の技術に評価も左右されるということですが、美しいカットがされているものはやはり高評価を受けやすいです。ダイヤモンドのカットは5ランクで判定していきます。

ダイヤモンドを売却する時は税金はかかる?

結論から言いますと、ダイヤモンドを売却する時は基本的に税金がかかることはありません。
しかし、ある条件に当てはまると税金がかかるケースがあります。
以下の項目を参考にしてみてください。

譲渡所得

ダイヤモンドの買取金額が30万円以上になると、譲渡所得と見なされることから課税対象になります。なお、買取金額がそのまま譲渡所得となるわけではありません。まずは、以下の計算方法に当てはめてみてください。

・「譲渡所得=買取金額-(ダイヤモンドを購入した時の金額+購入・売却時にかかった経費)-特別控除(50万円)」

譲渡所得は特別控除や経費も加味できることから、買取金額がダイヤモンドを購入した時にかかった金額を超えない限り、まずかかることはないと言えます。

雑所得

ダイヤモンドを売る時、オークション・フリマアプリを利用する方もいるかと思います。その場合、雑所得がかかる場合があります。
以下の計算方法を参考にしてみてください。

・「雑所得=ダイヤモンドを売却した時に得た金額-必要経費」

特別控除も設けられていないので、譲渡所得よりも税金が発生しやすいと言えます。

事業所得

ダイヤモンドを事業の一環として売る場合、事業所得がかかることがあります。個人であってもビジネスとして出品する場合、事業所得とみなされます。
以下の計算方法を参考にしてみてください。

・「事業所得=ダイヤモンドを売却した時に得た金額-必要経費」

事業所得の場合、雑所得では経費にできなかった項目まで経費に含められるため節税対策が行えます。

ダイヤモンドの資産価値を高める方法

ここでは、ダイヤモンドの資産価値を高める方法についてご紹介いたします。

お手入れをする

ダイヤモンドは状態が悪いと査定評価も下がりやすいので、こまめなお手入れが欠かせません。宝石の中でもモース硬度は硬めな方であるので、コンディションを整えやすいです。

柔らかい布を使って優しく汚れを取り除いてみてください。また、収納する時は宝石同士一緒に入れておくと欠けの原因になるので一つずつしまうようにしましょう。

付属品をセットにする

ダイヤモンドは鑑別書や付属品をセットにした方が査定評価も上がりやすいです。鑑別書は宝石の品質を保証する書類です。付属品はケース、箱などが挙げられます。

付属品は単体で査定に出しても値段がつきにくいです。ダイヤモンドの付属品は大切にしまっている方も多いので、ぜひ家の中をくまなく探してみてください。

宝石に特化した買取店を利用する

ダイヤモンドを査定に出すなら、宝石に特化した買取店を利用しましょう。その道のプロの方に丁寧に見てもらえるので適正価格をつけてもらえます。

これまでにもさまざまな宝石を鑑定した実績の豊富さにより、安心して利用できます。宝石に特化していない買取店を利用するなら、その価値がわからない方の手元に渡りやすいです。場合によっては重さで値段をつけられてしまうことも無いとは言い切れません。

ダイヤモンドを資産価値として扱う方は、宝石の専門スタッフが在籍している買取店を利用してみてください。

複数のお店に査定に出す

ダイヤモンドは、鑑定してもらうお店によっても買取価格が変動しやすいです。資産価値を高めたいなら、ぜひ複数のお店を回るようにしてください。

また、お店によってはメール・LINE査定に対応していることも多く、わざわざ店舗に出向く必要がないので非常に便利です。査定・キャンセル料も無料であることが多いです。

最終的にサービス対応の良さなども比較した上で、一番良いと感じるお店でダイヤモンドを売ることができます。

まとめ

ダイヤモンドは相続税の課税対象になりますが、相続する財産の合計が3,000万円以下であればかかることはありません。
また、ダイヤモンドをプレゼントされるなら、その年に贈与した金額が110万円を超えた時に贈与税がかかります。
購入する時も小売価格に加える形で10%の消費税額がかかることになります。

また、具体的にダイヤモンドがいくらの価値になるのか、専門のお店で査定してもらうことが大切です。
その場合は、宝石に特化した買取専門店を利用するのがおすすめです。

今回は、ダイヤモンドは相続税の課税対象になるかについてご紹介いたしました。
ダイヤモンドにかかる税金を把握した上で取り扱うようにしましょう。

CTA Banner

最新の記事

LINE査定なら最速5分で
買取価格が分かります