この記事は一般的な知識を提供するものです。当サイト(DD Japan)では当該ジュエリー(アイオライト)は買取対象ではありませんので、ご理解いただけますようお願いいたします。
アイオライトは海のサファイアとも呼ばれている紫色、青色、グレーの色彩が美しい宝石です。知名度は今はまだ低い方ですが、コレクターを中心に高い人気があります。
今回の記事では、アイオライトの基礎知識、その他宝石との大きな違い、買取金額の決定方法、高く売る方法などについてご紹介いたします。ぜひ、自宅に眠っているアイオライトの売却を検討している方は参考にしてみてください。
アイオライトの基礎知識
アイオライトは紫色、青色、グレーの色彩がある、まばゆい輝きを放つ宝石です。光にかざしたり見る角度を変えたりすると、さまざまな色合いに見える多色性の特徴があります。日本では3月の誕生石です。モース硬度は7〜7.5。主な産地は、マダガスカル、スリランカ、インド。スリランカの川底から産出されることもあるため、別名「ウォーター・サファイア」と呼ばれています。見た目もサファイアに似ていることも人気の理由の一つかもしれません。アイオライトの名前の由来は「スミレ色」と「石」を意味する二つのギリシア語を合わせた造語から。和名でも「菫青石(きんせいせき)」と呼ばれているほどです。鉱物名は「コーディエライト」。アイオライトの石言葉は「誠実」「徳望」など。人生に迷いが生じたとき、道しるべとなるものを見つけたい方が、持つのに向いています。
大海原を渡るバイキングは「海のサファイア」アイオライトをお守り代わりに所持していたと言われています。曇りの日に光で今いる位置を確認するための羅針盤としても重宝されてきました。
アイオライトと相性の良いパワーストーンは、ラベンダーアメジストとラリマーです。ラベンダーアメジストと組み合わせると、対人運をアップします。ラリマーと組み合わせると自立心を育むと言われています。アイオライトは美しい色や輝きをしていることから贈り物にもぴったりな宝石です。
アイオライトとその他宝石との大きな違い
アイオライトは多色性の宝石です。見る角度や光のかざし方によっては、さまざまな色合いに変化します。青色、紫色に見えたかと思いきや無色を示すなど、楽しみ方が多様にあります。アイオライトに似ている宝石として挙げられるのがタンザナイト。アイオライトの中には、同様に、スター効果やキャッツアイ効果を示すものも確認できます。まばゆい輝きを放つ宝石を好む方におすすめです。
また、アイオライトは高熱に耐えられない性質を持ちます。そのため、加熱処理は避けられる傾向にあるので、美しい見た目の石は天然のものが多いと言えるでしょう。しかし、放射線照射はできます。色を調節するときに使われている可能性も高いです。アイオライトの品質を確かめたい方は、宝石の鑑定士がいるお店を利用してみてください。
アイオライトの種類
アイオライトは色別ごとにそれぞれ名前がついています。ここでは、アイオライトの種類をご紹介いたします。
ブラッドショットアイオライト
ブラッドショットアイオライトは、青紫色のアイオライトの中に、赤く充血したように見えるレピドクロサイトやヘマタイトが含まれています。産地はインド。希少性が高く、コレクターからも注目が集まっているアイオライトです。
ホワイト・コーディエライト
ホワイト・コーディエライトは、無色透明な輝きを放つアイオライトです。市場ではなかなかお目にかかれないので、お手持ちの方は査定に出すと高価買取が期待できるでしょう。インクルージョンが少なく、透明度が高いものほど人気があります。
アイオライトの産地ごとの特徴
ここでは、アイオライトの産地ごとの特徴についてご紹介いたします。
スリランカ産
スリランカ産のアイオライトは、色合いが暗めのものが多いです。しかし、透明度が高いです。どことなく神秘的な印象を感じます。
インド産
インド産のアイオライトは、大きな原石で採掘されることが多いです。スター効果があるものも多いので、キラキラと輝くアイオライトを求めている方におすすめです。
マダガスカル産
マダガスカル産のアイオライトは、発色が良いものが多いです。高品質のものは魅力溢れる美しさを感じます。高価買取が期待できるアイオライトが多いです。
アイオライトの買取金額の決定方法(価値基準)
アイオライトを売りたい場合、価値基準の決定方法が気になる方も多いでしょう。ここでは、アイオライトの買取金額に影響を与えるポイントについてご紹介いたします。
カラー
アイオライトの価値基準の一つとしてカラーが挙げられます。濃い青色であるほど評価も高い傾向があります。色ムラが少なく、発色が良いものは高価買取が期待できるでしょう。
透明度
アイオライトの価値基準の一つとして透明度が挙げられます。多色性がきれいに見えるものは評価も高い傾向があります。濁りが少ないものほど高価買取が期待できるでしょう。
カラット数
アイオライトの価値基準の一つとしてカラット数が挙げられます。数値が大きいものは、比例して高価買取が期待できます。
アイオライトを高く売る方法
アイオライトを売却予定の方は、高く売れるポイントをしっかり押さえていきましょう。ここでは、アイオライトを高く売る方法についてご紹介いたします。
コンディションを整える
1つ目は、アイオライトのコンディションを整えることです。見栄えが良くなることから高価買取が期待できます。
普段使いをする方こそ、丁寧な手入れをおこなうことが大切です。乾いた柔らかい布を使って、優しく拭くようにしましょう。
アイオライトはモース硬度が高いことから超音波洗浄機も使用できます。しかし、太陽の光に弱い特徴があるので、直射日光が当たる場所で保管するのは避けてください。アイオライトを使わないときは、収納ケースにきちんとしまっておきましょう。
アイオライトの買取相場をチェックする
2つ目は、アイオライトを査定に出す前に買取相場をしっかりチェックしておくことです。事前に押さえておくと、不当な金額を提示された場合でも自分の意思ではっきり断れます。
中でも、アイオライトのジュエリーは流行りによっては大きく値段も変動します。買取店のHPを見ると、直近の買取実績もチェックできる場合があるので、ぜひ参考にしてみてください。また、買取相場が変動する前に早めに売ることも大切です。
鑑別書・付属品をつける
3つ目は、アイオライトの鑑別書・付属品をセットにすることです。鑑別書は宝石の品質を保証する重要な役割があります。付属品もアイオライトに付加価値がつきやすいので、しっかり用意しましょう。
有無の違いによっては買取金額に大きな影響が出ます。
鑑別書・付属品があると、査定にかかる時間も短縮できるメリットがあります。アイオライトと一緒に保管していたものはすべて持っていくようにしましょう。
宝石に特化した買取専門店を利用する
4つ目は、宝石の鑑定に強い買取専門店を利用することです。その道のプロの方に見てもらえるため高価買取が期待できます。アイオライトの品質を確かめた上で、納得の値段を提示してくれるはずです。
宝石に特化していない買取店を利用するなら、詳しくない方の手に渡る可能性も高いです。品質を見ずに、重さで買取金額が決められることもあります。その点、宝石に特化した買取店なら、経験豊富なプロに見てもらえるので、初めて宝石を売る方でも安心して任せられます。
また、宝石の独自の販売ルートも確保していることが多いです。買取実績などもHPを通じて確認できることがあります。
出張買取、宅配買取に対応しているなら、全国どこに住んでいても利用できます。オンライン査定に対応しているなら、スマホから写真を送って値段をつけてもらうことも可能です。
アイオライトをどこで売るか迷ったら、宝石に特化した買取専門店を利用してください。
複数の店舗に査定を出す
5つ目は、アイオライトを複数の店舗に査定に出すことです。最終的に、一番高い金額をつけてくれたお店で売ることができます。
査定額交渉をおこなう上での具体的な数字もわかります。「もっと高くしてほしい」より「他の店では〇〇円だった」と言える方が金額も上がりやすいです。
特にオンライン査定ができる宝石買取店を利用する方法がおすすめです。自宅にいながら簡単に査定額がわかるので手間暇を取りません。
また、サービス対応が良いお店であるかもわかります。時間がある方は、ぜひ複数の店舗に査定に出してみてください。
宝石をまとめて売る
6つ目は、アイオライトと一緒に、使う予定のない宝石をまとめて売る方法です。点数が増えるごとに元々の査定額にプラスした金額が提示されやすいです。
業者側としても人件費が削減できることから、まとめて売ってもらった方が助かります。また、値段交渉もおこないやすい雰囲気があります。エメラルド、ルビー、サファイア、ダイヤモンド、ペリドットなど、宝石に分類されるものなら、何でも持ち込んでください。
また、宝石以外も買取可能なお店であるなら、他ジャンルのものもまとめて売れます。バッグ、時計、金・プラチナ、お酒、着物、小銭、お酒などに対応しているお店も多いです。売りたいものは小分けにせず、まとめて持ち込みましょう。
まとめ
アイオライトを高く売るには、宝石に特化した買取専門店を利用するのが一番です。その道のプロの方に鑑定してもらえるため、納得のいく査定額が提示されやすいです。
アイオライトのコンディションを整えた上で、鑑別書・付属品もしっかりつけてください。とにかく高く買い取って欲しい方は、複数の店舗で査定に出す方法がおすすめです。
ジュエリーは流行りにより値段変動も激しい傾向があるので、早めに売ることが大切です。
今回は、アイオライトの基礎知識、その他宝石との大きな違い、買取金額の決定方法、高く売る方法などについてご紹介いたしました。