小さいダイヤモンドの買取はもちろん可能です。
ただし、通常の買取屋さんでは未だに、0.2ct(カラット)台のダイヤが付いているリングでも、鑑定書がない場合は石の評価は0円となり、リングの地金(プラチナ=ptや、金=k)だけの買取になるところがあるそうです。
やはり、買取屋さんの現場にはしっかりとダイヤを鑑定する人がおらず、リングの地金だけはリングの裏側に種別の刻印が印字されていますので(PT900、K18等)、それを確認して、後は地金の重量を計るだけですから誰でも簡単にできてしまいます。
ただ、ダイヤモンドだけは非常に鑑定が難しく、正しくダイヤを鑑定し高い査定額を出していくというのは決して容易いことではありません。
ちなみに、0.2ct(カラット)台の婚約指輪を弊社にお持ちになられたそのお客様は、ダイヤモンドだけでも25,000円程それに加え地金も当時の相場で買取ましたので、喜んで即売却を決断されました。
メレダイヤ(小粒石)の場合、価格は通常と大きく異なる。
それと、小さいダイヤと言えば、メレダイヤがあります。
メレダイヤとは、材料物のダイヤのことであり、リング、ペンダント等の脇石に用い、0.1ct(カラット)未満のサイズに使われる呼称です。
このメレダイヤを使用した小さいダイヤモンドジュエリーが曲者でして、
例えば「トータル1ct(カラット)、トータル2ct(カラット)のリングです!」とよく通販番組などでこのセールストークが使われ、如何にも価値があるかのようにアピールして売られています。
しかし、このメレダイヤは非常に仕入値が安く、一粒で1ct(カラット)のダイヤと、メレダイヤでトータル1ct(カラット)のダイヤでは、同じグレードの前提でも、10倍以上の価格差があります。
例えば、査定額が一粒で30万円する1ct(カラット)のダイヤが、メレダイヤのトータル1ct(カラット)だと1万5千円という具合です。特に昨今ではメレダイヤの市場価格が下がっていますので、ますます価格差が広がっているのが現状です。
メレダイヤ(小粒石)の売却には要注意
ですのでメレダイヤのジュエリーは非常に儲かる商材と言えますし、販売金額をできるだけ抑えて、しかも価値があるように見せなければいけない通販番組には、打ってつけのアイテムであると言えると思います。
ジュエリーを購入される場合は、メレダイヤだけで構成されたジュエリーは、将来的な換金性を考えた場合、注意した方がいいかもしれません。
いざ売却される場合、購入された時の金額とのあまりにも大きなギャップに驚き、結局売却ができないというケースが非常に多いのです。
小さなダイヤとはどのサイズから?
それでは、小さいダイヤとはどのサイズからか?という疑問にはっきりと答えておきましょう。
私は上記のメレダイヤ、そして一粒のダイヤのサイズで言えば、0.2ct(カラット)に満たないダイヤと言えると思います。
現在の婚約指輪のダイヤの平均的サイズは、0.2ct(カラット)台になっています。
石は小さくなっていますが、トリプルエクセレント(プロポーション(カットの総合評価)及び、ポリッシュ(表面の研磨仕上げ状態)とシンメトリー(対称性)の全てが「Excellent」の評価を得たもの)であったり、ハート&キューピッド等、付加価値を付けて高額で販売されています。
よって、このサイズよりも小さな一粒石、そしてメレダイヤが小さなダイヤと言えると思います。
その「小さなダイヤ」の中でも圧倒的に多いのが、「メレダイヤ」だと思います。
メレダイヤの生産は現在ほとんどインドで行われており、メレダイヤはインド人のダイヤモンドディーラーが得意なアイテムです。ジュエリーメーカーからすると、脇石としても使われ、またメレダイヤだけで、トータル何ct(カラット)と付加価値を出せるジュエリーにも使われ、収益性がよく、売る側からすると使い勝手の良い商材です。
ただ買取現場では、査定する場合に、サイズが非常に小さく、古いジュエリーだと爪の部分に埃や汚れが付着して、よくグレードが分からない場合が多くなります。
そのため買取屋さんの現場では、メレダイヤの量も少ないと査定額が¥0になって地金だけの買取になるというのはよく聞く話です。最終的に、査定額0円で買い取ったメレダイヤや、小さいダイヤを溜めて、数百ct(カラット)、千ct(カラット)の単位で、業者が弊社に売却に来ることがよくあります。
DD Japanは小さいダイヤでも買取が可能です
弊社の場合は、小さなダイヤ(メレダイヤを含む)もきっちりと査定します。爪の汚れなどでグレード(等級)がはっきりしない場合でも、アルコール洗浄等で製品を綺麗にし、とことん価値を評価していきます。
ダイヤモンドを高く売るための3つのポイントについても記事でご紹介しておりますので、売却前に是非一度ご覧ください。
例えどんなに小さいダイヤであろうとも、できるだけ高い査定金額で買い取ってあげようという姿勢とダイヤモンドをしっかりと見れる鑑定力があれば、小さいダイヤでも当然買取は可能です。
ダイヤモンドはダイヤモンドですから、宝石の中で一番価値があり、本来きちんと値段が付くものなのです。
地域の買取屋さんなどで「ダイヤ部分は値段が付きません」と言われた場合、すぐには売却を決めずに、きちんとダイヤの鑑定が出来るダイヤ専門の買取屋さんに一度持ち込んでみてください。