LINE査定
ダイヤモンドやジュエリーを売却する際、「店舗に行く時間がない」「まずは相場だけ知りたい」と考える人は少なくありません。 そうしたニーズに対応する方法として、スマホ写真を送るだけで仮査定ができるLINE査定が注目されています。
本記事では、スマホ写真で始めるLINE査定の流れと、「高額ダイヤ査定は本当に5分で可能なのか」という疑問について、実務の視点から整理します。
スマホ写真で始めるLINE査定の基本的な流れ
LINE査定は、店舗へ来店することなく、スマートフォンで撮影した写真を送るだけで ダイヤモンドやジュエリーの仮査定を受けられるサービスです。
DDJAPANでは、LINE査定専用ページから簡単に査定を開始できます。 専用フォームへの入力や来店予約は不要で、写真と簡単な情報を送るだけで査定依頼が可能です。
送付する情報は、主に以下の内容となります。
- ダイヤモンドやジュエリーの写真
- 鑑定書・鑑別書（ある場合）
- 簡単な補足情報（売却検討中など）
これらの情報が揃っていれば、LINE上で仮査定を行うことができます。
鑑定書がある場合は、査定精度が大きく向上する
鑑定書が付属しているダイヤモンドの場合、LINE上であっても非常に精度の高い仮査定が可能です。
特に最新の鑑定書であれば、カラット・カラー・クラリティ・カットといった評価が明確なため、価格のブレはほとんどありません。
一方で、20年〜30年前に発行された鑑定書の場合、現在の鑑定基準と差異があるケースも見られます。 ただし、卸取引の現場では、当時の基準を現在の評価軸に置き換えて判断することが可能です。
古い鑑定書であっても、写真を送付することで「おおよその査定レンジ」を提示することは十分に可能です。
ジュエリー写真は「完璧」である必要はない
写真の撮り方について不安を感じる方も多いですが、最新のスマートフォンカメラは自動でピント調整を行うため、特別な撮影技術は不要です。
以下のように、複数の角度から撮影した写真を送ることで、判断材料としては十分です。
- 正面（フェイスアップ）
- 側面
- 斜め方向
2〜3枚程度の写真があれば、ダイヤのサイズ感やセッティングの状態を把握することができます。
地金の刻印情報は査定において重要な要素
可能であれば、ジュエリーに刻印されている地金の種類も確認しておくと査定がスムーズです。
- PT900（プラチナ900）
- K18（18金）
- 750（海外表記の18金）
「750」という刻印は、金の含有率が75％であることを示しています。 残りの25％は合金で、強度を高めるために使用されています。
重さ（グラム数）が分かれば、より具体的な査定が可能
リングやネックレスの重さが分かる場合は、その情報も有効です。
家庭用のキッチンスケールで計測した数値で問題ありません。 「約3.5g」など、おおよその数字でも査定の参考になります。
鑑定書がないダイヤモンドでも査定は可能
実際の査定依頼では、鑑定書や鑑別書が付属していないケースの方が多いのが実情です。
親族から譲り受けたジュエリーや、購入時期が不明なダイヤモンドであっても、写真から品質傾向を読み取ることは可能です。
完全な特定が難しい場合でも、「想定される品質」と「それに基づく査定金額のレンジ」を提示することができます。
また、ブランドジュエリーなど、仕様が明確な製品については、鑑定書がなくても比較的明確な査定が可能です。
LINE査定後の宅配買取の流れ
仮査定額に納得した場合は、宅配買取に進みます。
金額を一律で提示できるケースでは、実物確認後も査定額が変わらないのが基本です。
宅配キットが送付され、商品を梱包して着払いで返送するだけで手続きは完了します。 商品確認後、問題がなければ速やかに振込が行われます。
査定金額に納得できない場合の対応
査定金額に納得できない場合は、キャンセルおよび返送は無料です。
「とりあえず相場を知りたい」という目的でLINE査定を利用しても、費用が発生することはありません。
他社比較をする場合は、最後にLINE査定を利用する
複数業者で比較検討する場合、先に一般的な買取店で査定を受け、その後にLINE査定を利用すると価格差が判断しやすくなります。
卸取引を前提とした査定では、一般的な買取店より高額になるケースも少なくありません。
仮に他社の方が明確に高い場合でも、その判断材料としてLINE査定を活用する価値はあります。
スマホ写真によるLINE査定は、来店不要で相場感を把握できる有効な手段です。 鑑定書の有無に関わらず、まずは情報を送ることで、売却判断の材料を得ることができます。
ダイヤモンドの売却を検討している場合、まずは現在の価値を把握することが重要です。 来店前の情報収集として、スマホ写真によるLINE査定を活用すると、 無理のない判断がしやすくなります。
