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コラム
ダイヤ査定
2019年2月20日 12:26

ベテラン鑑定書が教える「ダイヤの査定基準」とは?

ベテラン鑑定書が教える「ダイヤの査定基準」とは?

ダイヤの査定基準は4Cでほぼほぼ決まる

ダイヤモンドの価格は4Cで決まります。このフレーズは、ダイヤの知識を少し勉強した方はご存知だと思います。Carat(重量), Color(色), Clarity(内包物の量), Cut(カット、プロポーション)、それぞれのダイヤのグレードの頭文字が全てCで始まるので、四つのCで4C。ダイヤを査定する場合、この4Cがそれぞれどのグレードに当たるかをじっくりと正確に見極めます。従って、査定基準は4Cと断言できるほどです。

4CのClarity(内包物の量)でも大きく変わる。

最新の鑑定書(日本の最大手の中央宝石研究所では5年以内のもの)があれば、ダイヤを鑑定する手間が省けます。後はClarityをチェックして、内包物の内容を確認するくらいです。例えば、同じSI2のグレードでも、内包物の種類、位置によって、大きく値段が変わってきます。特にカーボン系の黒い内包物が、ダイヤの真ん中にどかんと位置していれば、これは大きく値段が下がってしまいます。

4CのClarity(内包物の量)でも大きく変わる。
Clarity(クラリティ)のグレード

逆に白いあまり目立たない内包物が、ダイヤの端の方に位置し、センターがクリーンな石であれば、値段はぐっと上がってきます。従って、二つのダイヤが全く同じグレードでも、このClarityの内容によって、値段差が10%~20%程度開いてきます。よって、このClarityグレードは非常に大事な4Cの一つと言えるでしょう。

査定基準は、GIA基準でどこまでダイヤを鑑定できるかにかかっている

但し買取の現場では、最新の現状の鑑定基準に基づく鑑定書が付いていることはほとんどありません。古いジュエリーで、鑑定書が紛失しているとか、10年、20年以上前の古い鑑定書が付いていることがほとんどです。現在は鑑定基準が昔とは大きく変わっています。よって、同じ鑑定機関でも昔の鑑定書はもう一度ダイヤを鑑定し直して、鑑定書の取り直しという作業が行われます。その結果、ダイヤモンドのグレード、特にColor、Clarity, Cutがワングレード、ツーグレード落ちてしまうということが起こってしまいます。そのダイヤが大粒であればある程、グレードが落ちる確立が高くなります。

これは昔の鑑定基準は、日本独自の鑑定基準を用いて、世界基準から見ればかなり甘い鑑定を行っていたからです。現在の日本の主たる鑑定機関は、約10年前からGIA(米国宝石学会)の基準を採用しています。GIAはダイヤの4Cを世界で初めて定めた鑑定機関で、GIAの鑑定書が世界的に見れば7割のシェアーを誇り、絶対的に信頼されている鑑定機関になります。よって、買取の現場も、査定基準はGIA基準でどこまでダイヤを鑑定できるかにかかっています。

中央宝石研究所の鑑定書であれば査定も比較的やり易い

また余談ですが、鑑定書も日本で圧倒的なシェアー(約9割)を誇る中央宝石研究所の鑑定書であれば、査定も非常にやり易いのですが、いわゆるB鑑と呼ばれるAGL(宝石鑑別団体協議会)に加盟していないマイナーな鑑定書ですと、グレードが非常に甘いためそれらの鑑定書は結果をそのまま鵜呑みにはできません。よって現物を見て、GIA基準で厳正にダイヤを鑑定しなければなりません。それが現場での査定基準になります。

プロの鑑定士は、4C+「蛍光性」を見ている

それと現在4Cと同様に重要な査定・鑑定基準となっているのが、蛍光性(Fluorescence)です。これは、None, Faint, Medium Blue, Strong Blue, Very Strong Blueに分かれます。蛍光性とは、紫外線のライトをダイヤに照らした時に、蛍光性の強いダイヤは青く光ります。その度合いによって、何も青く光らなければNone、かすかに青く光ればFaint、ややはっきりと青く光ればMedium Blue、強く青く光ればStrong Blue、非常に強く光ればVery Strong Blueという等級に区分されます。

例えば同グレードの石でも、もし蛍光性がMedium Blueになると約10%価格が低くなり、Strong BlueやVery Strong Blueになると約20~30%価格が低くなってしまいます。この蛍光性が強いダイヤ(Medium Blue以下)になると、通常の光りの下では、白く曇ったダイヤに見え、輝きを失ったダイヤが非常に多いです。

昔の日本市場は、この蛍光性の基準はほとんど問われなかったために、日本人のバイヤーは同グレードでも価格が安く、利益の取れる蛍光性の強いダイヤをかなりの量を輸入しました。よって、日本で買い取られる古いダイヤモンドは、Medium Blue、Strong Blueのダイヤが非常に多いです。よって、我々プロの鑑定士は、4Cプラス蛍光性をしっかりチェックします。これが現代の査定基準と言っても過言ではないでしょう。

代表取締役 手塚 精一
この記事の著者
手塚 精一
PROFILE

DD Japan代表。株式会社ダイヤモンドT 代表取締役。米国ガーソン・リーマン・グループ、カウンシルメンバー。ダイヤモンド業界に携わって約30年のベテランである私が、直にダイヤモンドを査定させて頂きます。

一児のパパビートルズが好き北海道釧路市出身

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